air in 上海 1
仕事で上海の空港に向かった。
旧正月近くだというので便はほぼ満席で片道3時間という移動時間にも関わらず疲れた顔が多い。
ご自慢の二リアモーターカーは440キロで飛ばすが、約8分で終着駅までつく。快適な移動手段というよりも400キロ体験で近代化をアピールしているようです。
スピードメーター付きなのでついつい写真を撮る。
上海を中心とした地域は3つの良い話題が展開している。このために各国企業がさらなる進出を考えているとされる。まず上海万博の開催とそれによる特需がある。次に中国政府の産業振興政策の強化を上げたい。政府予算8兆元(約120兆)に上る見込みであり、関連する税収は6.3兆元(約100兆円)にも上る。わが国の税収の倍以上だ。また、GDP成長率が09年8.7%をいう高水準を維持したこともあげるべきでしょう。
一方、製造業を中心とした産業界の見方はこれまでの楽天的な視点ではいられなくなっているようだ。幾人かの日中合弁企業、さらに日本企業の上海郊外の製造企業の方のお話では人件費の上昇や通貨切り上げに加え、他のアジア圏、東欧圏の伸びがありコスト競争力が年々低下していることなどがあるようです。
町を歩くと購買意欲が旺盛なのが分かる。聞けば物価は年々上昇し、ブランド品は日本とあまり変わらないというが、ざっとみたところ旅行バッグなどは半値くらいに感じる。電子機器などのブランドは圧倒的に韓国系のようだが、日本製品は化粧品や日用品、雑誌にわたり、ハイセンスなものとして受け入れられているようです。
写真は日本の雑誌が街角に並べられているキオスク。「原宿での流行りの店」などの記事もそのまま翻訳されて、しかもそれが売れているという。原宿通りもパリのように国際的な観光地になれるのかもしれない。