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青の渓谷、天空の草原、久万高原町。~愛媛移住促進記事フォローアップ~

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愛媛移住促進連載の最終回で、東京の取引先の人が、愛媛での打ち合わせを楽しみにするような仕事をすれば、愛媛在住はむしろアドバンテージになる、と書きました。

訪れる人の中には、冗談で筆者を唆す人もいます。
「薬師寺さん、次は、面河(おもご)に移転する予定はありませんか?」
頭の上のフキダシに、渓流釣りを楽しむ姿が映っています。
そりゃあ、アウトドア好きにとっては、面河は、超魅力的な場所ですからねえ。

面河渓谷のある久万高原町といえば、夏は避暑、冬はウインタースポーツ。愛媛県民にとっても、観光地です。

「面河渓」は、西日本最高峰の霊峰・石鎚の南麓にあり、国指定名勝。石鎚国定公園もあります。
仁淀ブルー(travel.jpにリンク)」と呼ばれる限りなく透明度の高い青の渓流。
四国カルスト」は、日本三大カルストのひとつ。牧場が広がり、牛たちが、ゆったりくつろいでいます。
久万高原町より西予市にいたる愛媛の南方は、情報を見聞きする限り、その風景や産業は、西欧の牧畜地帯に似ているようです。

高原ですから、当然、ヒル!クライム!自転車好きなら、これ。

「石鎚山ヒルクライム」公式サイト(本年度は開催済み)
協賛会社欄に、ポンジュースとモンベルが並ぶのも、愛媛ならでは。どちらも好きです。

久万高原ヒルクライムレース(Cycling Tomorrow Japanへリンク)
全長15.4kmは平地なら単なる通勤距離ですが、最大高低差1,060mだとか。

地銀の伊予銀行が、顧客向けに発行している「ハッピーステージ」という小冊子があります。
その33号の巻頭に、久万高原町「面河特産品開発センター」センター長の紹介記事が載っています。
センター長に打診されたのは、年配の女性。お嫁さんが「一緒にやりましょう」と背中を押して、就任したそうです。姑がリーダー、嫁が新商品開発担当という、二人三脚。写真が載っているのですが、ふたりとも、とても良い笑顔です。県民ながら、ほんわかして、いいなぁ、と思いました(「面河特産品開発センター」:「愛媛グリーンツーリズム」でサイト内検索)。

都会でこころが疲れたら、こうした温かいひとびとのいる愛媛で暮らすのも、いいのでは。

久万高原町役場ウェブサイト

久万高原町、観光情報

久万高原町、移住定住促進情報(移住者住宅改修事業、空き家バンクなど)

久万高原町、定住促進宅地「ニュータウン久万高原」
坪単価3万円、80坪が240万円。周りに気兼ねせず、友だち招いて賑やかにハッカソンできる広い家が建つよ。

支援策ですばらしいのは「放課後児童クラブ 」と「久万高原町ふるさと奨学生」。
もし、永遠デスマーチで睡眠時間を確保できず、子どもとの時間もとれないエンジニアがいたら、いっそのこと、こういった町の支援がある場所へ移住した方が、子どもにとってはいいかも?です。親子で一緒に、サイクリングしたり天体観測したり。

ITの仕事の受け皿は未整備なので、他業務に就いてIT化支援をするか、スタートアップになるでしょう。
アウトドア系の発信業務。全国に知られていない名勝、名産の宣伝(取材、撮影、ウェブサイト構築)。新しいアウトドアスポーツを考案し、3Dプリンタ利用で用具を開発するのも面白そうです。
第一次産業のIT支援。農業ロボティクスや、牧場のIT化。気象や検疫関連で、仕事を創れそうです。将来的には、IT化は避けられないので、いま移住して先鞭をつければ、町のIT創業家としての信頼を築けるかもしれません。

筆者は(不思議なことに)久万高原町には行ったことはないので、いつか行ってみたいです。
ただ、農作物は、松山市内で入手できるので、よく買います。
お米は、高知の無農薬米、鬼北町の特別栽培米、鬼北町隣の三間町のこしひかり、久万高原町の特別栽培米、のいずれかを買っていますが、鬼北や三間のお米はふくよか・まったり、久万高原町のお米はまろやか・さわやか、な感じがします。鬼北や三間のお米は自己主張が強く、マッチする一品を作ると超美味しいのに対し、久万高原のお米は汎用性が高く、おかずに寄り添う感じです。ま、あくまで筆者の味覚基準ですが。

お米の美味しいところは、水が豊か。品種よりも、もっと深いところで、お米の味と水はリンクしています。
糖質制限ダイエットを続けるのでない限り、ご飯と水は、ずっと摂取していくもの。「水が合わない | 合う」という言葉があるように、移住先選定に迷ったとき、候補地のお米を通販でお取り寄せして、自分の味覚に合う白飯の味で決めるのも、ひとつの方法かもしれません。

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