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メルマガ「デジタル・クリエイターズ・筆者の行く年来る年」転載(2014/12/31 配信分)

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メルマガ「デジタル・クリエイターズ」年末恒例の、筆者の行く年来る年(2014/12/31配信分)に、短文を書きました。

●2014年は、一年前の「行く年来る年」に書いたように、「技術の市民化」が進んだ一年でした。
2015年は、過去の連載「データ・デザインの地平」で述べてきた「ヒトのデバイス化」が幕開ける年となります。ヒトそのものが、社会を構成するデバイスとなるのです。

しかしながら、ヒトの脳を含む身体は、計算機に接続され、機能を拡張され、他者の身体とリンクするようになり、個体の境界は曖昧になっていきます。
どこからどこまでが、国民番号を付与される一意な私なのか?
「私」を強く意識して生きる必要がありそうです。

ちなみに、昨年度(2013/12/31配信分)の「行く年来る年」には、次のように書きました。

●2013年は、バックエンドで社会を支えていた技術が、生活の場に踊り出た年でした。
Windows 8.1 と Surface 2 は、パソコンの家電化を決定付け、操作方法も、タッチから、Kinect や Leap Motion に代表される非接触型へと変わりつつあります。ロボット、AI、センサー、といった言葉が日常用語になり、キャッシュレス社会も広がり始めています。
大学の講義はオープンになり、こどもたちは、最短でプロの技術を身に付けられます。

誰もが技術に触れ、技術を語り、技術を提供する土壌ができました。
2014年のキーワードは、「技術の市民化」。
2013年の技術者も、基礎技術力がなければ、2014年には市民の一人。 プロにとっては、立ち位置と方向性を問われる時代の幕開けです。


ほかの筆者の方々も、いろいろな切り口で短文を寄せています。
私は配信済みの記事を本ブログに再掲載していますが、メルマガでしか読めない記事もあります。
ぜひ、メルマガ「デジタル・クリエイターズ」ご購読ください。
本年も連載「ライル島の彼方(Beyond Insula)」、よろしくお願いいたします。

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