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診療報酬改定見送り改め若干増加

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診療報酬「本体」増額見送りへ…実質マイナスに

という記事を見てこのトピックを書き始めたわけですが、少しばかり(0.1%)増額となるようです。

医療ビジネスに深く関わる身としては、それなりの増額を期待していた部分がありましたが、なかなか思うようにはいきません。

財政が厳しいご時世、仕方ないと考えがちですが、ほんとにそうなのかという疑念を拭えません。

こういう国の支出を考えるときにこれらは本当に単純なコストでそれが全て国民の負担となるという考えはおそらく国民の家計のアナロジーとしての捉え方にとらわれすぎではないかと思えて仕方ありません。(決まった収入のなかでなんとかやりくりする)

そうではなく医療を事業として捕らえれば、当然投資をすることにより事業を拡大できる余地が多大にあると思う(結果として税収が増える)のですが、この考え方は間違っていますかね?

日本の産業にとって自動車産業というのが相変わらず重要な産業である第一の理由は、この産業が非常に裾野が広くて多岐に渡る雇用を創出する能力が高いからであって、まさにそれと同じことが医療産業に言えると思いますが、自動車産業と違って自由競争となってはいなくて、国の規制事業なわけです。

もちろん自動車産業と同じような自由競争とはいかないでしょうが、もっと様々な投資が行われる環境にならないものかと常日頃思っていますが、なかなかそうはなりません。

混合医療の緩和によって別の意味(国主導ではない)の投資が活発になることを期待するしかないんですかね。
(受けられる医療に差別があっていいのかという話にすぐなってこちらもなかなか進みそうにはありませんが)

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