可変長引数
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この言葉は、一般的に様々なプログラミング言語が実装しているVariable Length Argument (List)の日本語訳として一般的に広まっているものです。
おそらくC言語に実装されたときにマニュアルを日本語化する際に、Lengthを単純に長さと翻訳がされたということが始まりではないかと想像しています。
この言葉について、つい最近弊社のマニュアルの訳やFAQ,トレーニング資料などで統一されていないということがわかり、何が適切な訳なのかということがちょっとした議論となりました。
しかし、この可変長という訳はどうもしっくりこないというか誤解を招きやすい言葉ではないかと思います。
普通可変長と言えば、長さが変わりうるということなので、引数の長さが変わりうるとなって、それは当たり前じゃないかという話になってしまいます。
一方、英語nativeにとっては、これはLengthという単語の持つニュアンスが、この場合には、長さではなく、断片の数を表しているので、何の違和感もないのだと思います。
実際、ロングマンの英英辞典で調べると、LengthにはSizeの意味のほかにpieceという意味があることが書いています。
ということなので、本来の意味では可変数引数(リスト)くらいが妥当かとも考えますが、可変数という言葉も果たして一般的かというとどうも違うなあという感じで、翻訳というのは本当に難しいと感じています。
そもそもここまで普及している言葉を変えるというのも現実的ではないと思われます。
こういう微妙な翻訳間違いが広まったケースというのは、ほかにもたくさんあるんでしょうね。
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