第5話「2010年に流行ったソフトのシリーズ1作目を出してよ~(ポケモン)」
ゲームコレクターが困った時には、いつでもアイツが助けてくれます。
今年、圧倒的に話題になったのは、DSの『ポケットモンスターブラック/ホワイト』とPSPの『モンスターハンターポータブル3rd』の2タイトル。前回はモンハンに触れたので、今回はポケモンに触れてみましょう。
「アツめも~ん、2010年に流行ったソフトのシリーズ1作目を出してよ~」
「しょうがないな、さけかんくん。ハイ、ポケモン~!!」
ポケモンの1作目は、1996年2月に発売された『ポケットモンスター 赤/緑』ですが、発売当初は全然話題になっていませんでした。まだ、ゲームボーイの本体自体が初代のサイズでポケットが発売されていない時代。充電器も弁当箱みたいに大きかったので、携帯ゲーム機とはいえ、誰もが気軽に携帯ゲーム機を持ち運んで遊べるような時代ではありませんでした。
しかし、コロコロコミックや小学館の学年誌への漫画の連載、コロコロコミック限定の『ポケットモンスター 青』の販売、アニメの放送開始などの展開により、タイトルの知名度が徐々に上がっていき、任天堂特有のじわじわと売れる環境もあり、いつの間にか国民的なタイトルになっていました。
ボク個人の話をすると、ポケモンの存在は1995年末に発行された「新ゲームデザイン」で知りました。
この本は、ポケモンの作者でもある田尻智さんの本なのですが、この本の中ではすでに発売されたゲームのようにポケモンのことが語られていたため、お店を回って必死でポケモンを探したことを思い出します。当然ながら、この時点ではまだ市場にないゲームソフトだったのですが。
そんなことがあったため、発売してすぐにポケモン赤を購入。一人でプレイするにはちょっとモチベーションが上がらなかったのですが、その後、世間的にポケモン人気が盛り上がっていく中、職場でもポケモン人気が盛り上がっていくことを実感し、通信交換や通信対戦も経験できました。ポケモンで通信の面白さを知った子どもたちが、その後、モンハンの通信プレイを何の抵抗もなく楽しめたのだと考えると、2つのビッグタイトルにモンスターとついていることに、運命を感じずにはいられません。
ちなみに、携帯ゲーム機で初めて「モンスター」というタイトルが付いたゲームは『モンスタートラック』。
モンスターが全然出て来ませんけど。
「さけかんの ゲームコレクターレベルが あがりました!」