科学的に対応せず煽るのは罪では?「学校給食問題」
少しでもリスクは避けたいというのは分かります。でも、科学的に根拠を持って線引きしないと、それは不当な差別や偏見を助長する「罪」だと思います。
本当なの?と佐々木さんは書かれてますけど、安全基準にあうと確認されている物なら問題ないでしょう。より慎重に安全を確認して欲しいとか、成長期の子どもだからとより安全に余裕もたせた厳しい基準の食材に限定して欲しいという意見も分かります。また、それでも怖いからうちの子は弁当を持たせたいので許して欲しいという意見があってもいいと思います。
いわき市長の風評被害払拭の為に学校給食に福島産の野菜 牛乳を…という話しは本当なの?:平凡でもフルーツでもなく、、、:ITmedia オルタナティブ・ブログ via kwout
しかし、市長の個人の資質とか特殊な考え方に由来するという憶測をすることはよく分かりません。
問題を矮小化している、うがった見方と思います。 早川由紀夫 群馬大学教育学部教授のような社会的に有識者とされる方でも問題発言をされています。こういう偏見は油断すると知らないうちにとらわれうる大きな問題です。下手すると、日本の食材全体を避けよう、工業製品も、日本人もととめどなく広がる危険性があります。
福島県内でむしろ恐れるべきは、福島市、郡山市近辺で雨樋の下の土は避けよう(動画有り) で紹介したような局所的に放射線値が高くなっているところがあって、そこが幼児や子どもの遊び場になっているとかいうことです。
食材について見落としがあってとか心配は分かりますけど、偏った食事を取る害とかいろいろな弊害もあわせて総合的にリスクを考えるべきでしょう。
もはや今は、「事故中」の時代です。「平時」の理想が叶えられないこともあります。現実に向きあって安全を見極める必要があります。