いわき市長の風評被害払拭の為に学校給食に福島産の野菜 牛乳を…という話しは本当なの？
20110501：追記です
わたしが回りくどい書き方してしますけど、このエントリ、いわき市長が当該の発言したのかどうかをあの時点で調べてみたけど、どうもそういう発言は見当たらないし、どうも批判する指摘は的外れな可能性あるのでは？という事を書きたかったエントリでした。
そこに坂本さんからコメントでこういう追加情報をいただきましたので、追記の形で紹介させていただきます。
佐々木さん、
検証ブログ記事
いわき市長は「風評被害を払拭するために福島産の野菜と牛乳を学校給食に使おう」と言ったのか？
http://d.hatena.ne.jp/rabbitbeat/20110427/1303877231での検証で、市長がそう言われたというのは誤解のようです。そして、誤解を元に裏取りせずに「いわき市の市長さんへ、あなたは神ですか？」と煽った武田氏は「教授」とかの肩書きで語るのはもう止めるべきだと思います。
なので、佐々木さんの疑問 本当ですか？は、かなり高い確率で 違う と答えが出たと思います。
ですので、こちらのエントリを縁あって訪問された方々には、上記のリンクを含めご覧いただければ幸いです。
坂本さんを含め今回のエントリにコメント＆情報提供いただいた方々にはこの場を借りてお礼を申し上げます、今回の件でもブログなりネットに散らばる情報の活用方法、記事の書き方についても勉強になりました、ありがとうございます。
追記ここまで
「福島産の牛乳や食材は危険だという風評を払拭するため」 いわき市長は学校給食に福島産の野菜 牛乳を使う と言ってるとか、いないとかでちょっとした騒ぎになっているようでYahoo!知恵袋なんかでもこんな状況で、
マジか？と思い検索してみたら、いわき市のサイトを検索してみるとこんな動画が出てきます。
ここでは「地元の野菜を食べていただく」という趣旨で、具体的に「牛乳や食材は危険だという風評を払拭するため」という言及はしていないようです。ただ今回話題になっている話の方向性から考えると安全宣言に対して「規制値以下でも汚染はされている」という考え方の人たちには受け入れにくい話しかもしれません。
福島産の牛乳やホウレンソウが給食に出されたら…という想定で指摘がなされているものもあるようですが、『がんばっぺ！いわき』 オール日本キャラバン』第二弾の実施についてというページにはPRする農産物としてトマト、イチゴ、キュウリ、ネギ、菌床しいたけ 等というような記載がされています。
この他に副市長が挨拶している映像では、放射性物質の影響を受けていないハウス栽培のいちご、トマトなどが受け取り拒否や通常の半値以下の取引という状況だという解説をしている映像も掲載されています。
ハウス栽培であったり放射性物質の影響を受けていないと言える商品が取り扱い拒否をされるのは問題ですが、いわきナンバーのトラックが東京に入るのを断られ埼玉ナンバーのトラックに荷物の載せ換えるというエピソードについてはどう受け止めて良いものか非常に悩ましいところ…
静岡のガソリンスタンドで福島ナンバーの車は給油お断りって看板が出ていた…って話もどうやら新聞記事にもなっているネタのようですが、その看板の画像が出てくるとよかったのですが、それらしいのは引っかかってきませんでした。
冒頭紹介した、「福島産の牛乳や食材は危険だという風評を払拭するため」いわき市長は学校給食に福島産の野菜・牛乳を使うというのはかなり無茶だと思うのですが、こちらの市長さん確かNHKのほうでも押しが強い感じで電話インタビューに応じていらっしゃった方だと思われ、トラック運転手批判については、個人が危険を判断して配送拒否することを全否定できるのか…と自分も感じた事がありますが、今回の給食の件については検索してみるとどうもニュアンスが違う可能性も大きいように思えてきました。
いろいろな話が出ては消えていきますが、サマータイム制は論外というこちらの記事で書かれているこの一文を最後に紹介しておきたいと思います。
しかもサマータイムは特にそうだが、なぜか他のことでは信頼できる人が変にハマっていたりする。欧米留学時の夏の日へのノスタルジーなのか、一回言い出し て引けなくなったのか－－事ほど左様に人間である以上完璧な個人はありえない。だからこそ、衆知を集めるというのが民主主義の基本コンセプトとなった。
できるだけ多くの人が、他人任せにせず自分の頭で科学的理解のもとに判断すること－－民主主義国家の一員としてその義務が今こそ日本国民に求められているのである。