令和元年秋期情報処理試験の10/20実施への台風19号による影響~その後
10/20に実施された情報処理技術者試験試験は台風の影響で一部試験会場(本会場受験対象者約3200人)が変更になり、そのことを知らずに受験できなかった方が出てしまったようです。TVの取材では
「空席が非常に多かった。4割くらいしか人がいなかった」
という受験できた方のコメントもありました。
今回の告知の経緯についてはIPAが
「10月20日実施の秋期試験会場「東京都市大学 世田谷キャンパス」の変更につきまして 」
で説明しています。以下簡単にまとめると
IPAの本件の動き
①10/17 試験地変更 IPAのWebサイトに掲載
②10/18 変更後の会場発表 IPAのWebサイトに掲載
③ 該当受験者にメール配信
④10/19 メール配信でエラーになった受験者に電話連絡
⑤10/20 8~14時 変更前の会場で説明資料の配布
試験案内には、
「地震、台風等の災害による試験中止、試験会場の変更などは、試験日前に IPA ウェブサイトに掲載する」
「必ずホームページで情報を確認してください。」
などの記載があり、これも同意の上での申し込みとなっています。
webサイトへの確認が徹底されていれば、上の②までの対応でもよいところです。しかしIPAでは、連絡が行き届かない可能性を考え、⑤までの対応をされました。
試験地変更で、試験監督者への伝達もあっただけでなく、試験会場が1会場から11会場に増え、会場設営に伴う業務が発生し、関係者はかなり大変だったと思います。
10/18にこのブログでも、試験地変更などについてお知らせいたしました。
「令和元年情報処理技術者試験10/20実施への台風19号による影響」
更に私個人でも、試験対策に関与している企業様に研修会社を通じて、本件をお知らせいただけるように伝達いたしました。最初は対象となる試験区分もわからなかったため、高度試験で関与しているお客様にも本件お伝えしました。ほとんどの研修会社の担当者は重要と捉え、顧客にこの件をお知らせしたようでした。
災害はめったに起こることではないからこそ、準備が必要です。本件は情報伝達、危機管理意識について考えさせられた問題でした。
(試験テーマに出そうですね)