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開けてしまったらあふれ出すテクノロジー。そこには希望が残っていた!

HRI-JPにて、まる3年経ちました

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IBMを退職してHRI-JPへ来て、まる3年が経ちます。昨日が今年度最後の出勤日でした。

HRIへ来たばかりのころ、iPhoneのSiriやAndroidのOK Googleに驚き、胸ふくらませて来たものでした。

この3年間、研究所にて出口戦略担当ということでHRI-JPの研究技術の実用化にむけた実用化研究、渉外活動、ライセンシングなどの知財権利手続きと契約、その他社内のいろいろな潤滑活動を行いました。いくつかの外部講演でもお話をさせていただきましたし、CNET Japanでは自作の対話型のシステムと共演もさせていただきました。

世間でAmazon EchoやGoogle HomeのようなスマートスピーカーやPepperのような音声インターフェースを搭載したロボットシステムが流行する中、まだまだ私たちHRI-JPはその分野に踏み出せていません。

ホンダグループは昨年、この分野の大幅な組織変更を行いました。そのため、産みの苦しみのような期間を今迎えていると思います。二足歩行ヒューマノイドロボットで世間を沸かせた時代もありますし、その経験や責任感のようなものもあり、安易に踏み出せないという実情もあります。

転職1年目はとても「もがいた」年でした。

転職2年目は外部ライセンシングを成功させるなど成果はありました。

転職3年目、昨年は組織変更などに翻弄されました。ですが、新しい、そしてより積極的な仲間が増えました。

これまでHRI-JPや自分のプロジェクトで試作したシステムも、市販されているスマートスピーカーも、満足のいけるものではありません。私が目指すものとは程遠いものです。ですから、これからいくらでもやることはあります。

新しくできた仲間、新しく知った技術、惜しい技術、今ひとつな技術、ぜんぜんダメな技術、たくさんあります。

音響処理、音声認識、話者理解、話者ジェスチャー理解、言語処理、意味理解、環境理解、意図推定、意図生成、言語生成、発話・・・など、対話型システムにはたくさんのタスクがあります。ロボットのように体を持つと、SLAMのような空間把握、マップ生成、自己位置把握、ルートと行動生成、センシングと移動実施、手振りなどのジェスチャー生成・・・など、体を持つなりのタスクもあります。弊社ではこういったものを総合的に研究しています。私の責務は、そういったものを統合して、形のあるものとして世間に生み出して行くことにあります。

ひと区切りとなる3年が経ちましたが、まだまだやることはたくさんあります。もうしばらくHRI-JPでお世話になろうと思います。

仲間にも去る者、来るもの、いますが、これからもよろしくお願いします。

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