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怒涛の2015年

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2015年が終わろうとしています。

今年は私にとって、4月に転職するという大きな節目の年でした。まさしくターニングポイントでした。

長年勤めた日本IBMを去り、本田技研工業(HONDA)の孫会社である民間研究所のHonda Research Institute Japan(HRI-JP)に入社。

2の人生といえば定年退職で転職したりラーメン屋を始める人もいますが、私の場合、それを自分の判断で早めた形となりました。(注:私はHRIでラーメンを作るわけではありません)

新しい職場は前職とは全く違う雰囲気のある場所でした。

今年は学ぶ年でした。新しい職場、新しい企業、異なった体質、異なったモラル、異なったルール。これまでの自分が知っていた多くの常識は通用せず、たくさんのことを覚える必要がありました。また、IBM時代には、多くの役割の人が周りにいて助けてくれていたことを痛感しました。IBMは、役割分担がはっきりしていて、多くの役割があり、それで会社が構成されています。長い時間をかけて、そういう体制を作り上げてきた成果なのでしょう。しかし、今の研究所は創業12年、小さな組織ということもあり、多くのことを一人でやらなければなりません。私を採用頂いたことは、新しい取り組みへのお誘いだったこともあり、お膳立てと言ったらいいでしょうか、そういうものがない場合が多く、試行錯誤の毎日です。

私が転職することにした大きな意味は「対話システム」というコンピューターの側面へ自分の残りの人生を投入することでした。残りの人生はどんどん減っていきます。今年もその1年が消費されました。私はその1年をHRI-JPで無駄なく過ごせたでしょうか?

私の今年の目標は、社内のたくさんの手続きを覚えること。そして、ホンダ社内外でリレーションを作ることでした。手続きの多くは、4月からの9か月間でかなり覚えられたと思っています。プロジェクトの進め方、予算の取り方、稟議の通し方、委託契約の仕方、出張の仕方、外部講演の仕方。以前からプロセスとして決められていることもありますし、ホンダ社内の常識として慣例的に行われていることもたくさんあります。そういったことをたくさん知り、身に着けました。また、新しい職場で、HRI内、ホンダ内、周辺企業、取引先、など多くの方々とリレーションを築きました。IT業界だけでなく、ロボットや、知能システムの業界です。これは今後の資産となります。

そして、対話システム。HRI-JPが長年研究を続けてきた音響処理ソフトウェアと対話プラットフォームソフトウェアの基本的な技術の理解はできました。自分で実装できたり、研究できたりできるレベルではありません。あくまでも、「こういうものがあるのだな、こういう技術を使っているのだな、こういう成果物があるのだな」ということを理解した、ということです。また、多くの競合技術も調べることができました。現代の音声対話システムを構築するための技術の基本的なものとそのレベルや現実感はつかめてきました。そのあたりでは、最初の9か月間としては満足のいくものとなりました。ここに私の経験や勘を投入するとどうなるのか、これからが勝負であり、見せどころです。そして、今年の成果として、新しい提案を行い、受け入れていただきました。その活動を年明けから開始できる予定です。

私がIBMからHRIに異動したことの意味は、これから発揮される、発揮できると考えています。それは研究レベルのものを実用に転用することです。

これまで、たくさんのIBMのお客様のシステム構築をお手伝いさせていただきました。これから、AIとロボットの世界で、音声対話や人工知能の知性化が進むと信じています。信じたいです。そして、それを私自信が(も)推進したいと思います。そこに、IBM時代のソフトウェアビジネスやシステム構築の経験を役立てたいと思います。

来年初は個人的に少しお休みを頂きまして、11日から始動の予定です。しばらくの間休養です。

来年は、ロボットや音声対話技術を実用レベルに持って行くための活動をスタートすることが目標となります。今年学んだこと、構築したリレーションシップは、必ずその礎になってくれると思います。

今年は父が亡くなったこともあり喪中のため、新年のご挨拶は控えさせていただきます。

皆様におかれましては、健康にご配慮の上、良い新年をお迎えください。

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