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開けてしまったらあふれ出すテクノロジー。そこには希望が残っていた!

転職1年が経ちました

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今日は3月最後の日。転職してから1年が経ちました。

なぜHONDAを選んだか、といえばASIMO、というのが私の転職の一番の理由。長いあいだ、コンピューター(のソフトウェア)が、人の言葉をしゃべるようにするのが私の一つの目標でした。そのきっかけは2001年宇宙の旅に出てきたHAL9000。そして、そのメインスポンサーであり、原作の中でメーカーと位置づけられていたIBMが、最初の入口でした。そこに入門する願いは叶いました。「コンピューター(ソフトウェア)にしゃべらせる」という立場につくことはできなかったわけですが、HONDAへ移動した理由はまぎれもなくASIMOでした。ASIMOは、しゃべらせる対象として最高に魅力的です。そして、今、まさにその渦中にいます。

この1年のうちおよそ半分は学びの時間でした。明文化されている・されていないにかかわらず、ルールも手続きも前職とは違いますし、慣習とか物の考え方はまったく違うということを痛感しました。よくも悪くも違う、ということはありますが、それも学びです。

後半はいくつかの成果を上げました。まだみなさんにご紹介できるものではないのですが、徐々に紹介できるようにしていきたいとは思っています。たくさんのソースコードや技術を調べました。たくさんプログラミングもしました。いくつかのプロジェクトをリードし、そのうちの一つはかなりの規模でした。

IBM時代に、ソフトウェアに関連する「研究」「開発・商品化」「発表」「宣伝・広報」「営業」「デリバリー」「サポート」とすべてのステップを体験したことを以前お話ししました。いま、「ユーザー」という新しい体験をしています。これはこれで新鮮です。

IBM時代に、WebSphere、Rational、Infomation Management(InfoSphereなど)といった製品を取り扱っていたことも、今、とても役立っています。(Lotusブランドの製品も少し取扱いましたが、Poratl, Mashup, EclipseRCP など、多くの場合WebSphereやRational系の製品だったので、ごめんね)アプリケーション開発、という側面では、長い間専門だったので、それは今の私の立場としては、とてもよい基礎となっています。

最初の1年で、新天地での自分の立場はある程度構築できたように思います。

明日から新しい年度に突入します。新しい活動を開始します。忙しくなりそうです。楽しみです。

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