Scalix (スケーリックス)を発表しました
3ヶ月ぶりの投稿になってしまいました。というのは、日常の仕事に加えてScalix (スケーリックス)というソフトの日本導入に向けた作業に忙殺されていたからでした。
ScalixというソフトはアメリカのScalix Corporationが開発しているメッセージング&コラボレーションソフトウェアで、メール、スケジュール管理、アドレス帳、共有フォルダ機能などを備えたLinux上のサーバ製品です。最大の目玉(?)はAjaxベースのWebメールです。Outlookなどのメール専用クライアントソフトそっくりの見かけと操作性がブラウザの中で動いてしまうという出来になっていて、シンクライアントやLinuxデスクトップなどのニーズにうまくマッチしそうです。
本日発表した内容は、Scalix Corporationと私の会社が共同で「日本スケーリックス(株)」を設立し、日本での販売、サポート、開発、コミュニティ支援に取り組んでいく、というものです。
そう、Scalixはオープンソース製品なのです。Mozilla Public Licenseに少し手を加えたオープンソースライセンスと、Scalix独自の商用ライセンスのデュアルライセンス方式を採用しています。そして来年3月頃までを目標に、一部のコンポーネントを除く全製品のソースコードが順次公開されていきます。
現在はWebメール周辺の日本語化を行っていて、画面の日本語化と基本的な機能面のテストはほぼ一段落しました。今後は、より詳細なテストを行って、見つかった問題をクリアしながら来年2月の発売を目指していきます。
製品や日本スケーリックスという会社のことは、こちらをご覧ください。
今後このブログではScalixの紹介やオープンソースのビジネス、サポート、コミュニティのことなどについて少しずつ書いていくことにしようと思います。