中国の交通事情

　今週の前半は中国（厦門）に行ってました。中国に行くのは２０年ぶりだったのですが、かなりの変化があったのを実感してきました。特に車の量、以前行った場所は上海や、北京であり事情は違ったのかもしれませんが多くの自転車に変わり車が交通手段のメインになっていました。さて、その運転マナーですが、以前からも聞いていましたがやはりかなりアグレッシブな気がしました。交差点であれどこであれあまり”譲る”ということはしないようです。交差点では先に”ライン”をとったほうが先に行く優先権をとれるような感じでしょうか。たとえば下のような状況では、縦の道路は道幅もあり優先道路であり右からくる車は一時停止するなりして優先道路の車を先に行かせるような気がしますが、

しかし中国では先に”ライン”をとったほうが勝ちです。右の車が先に右折してラインをとってどうどうと走っていきます。路上では様々なところでこのラインどりの競争があり中国の競争の激しさを感じることができました。それ以外に気が付いたのは

車線を頻繁に変える（ウインカーも出さず）、隙間がちょっとでもあれば割り込む、一車線でも前の車が遅ければちょっとした隙を見て追い抜く、歩行者優先ではない

歩行者も危険の認識は低くかなり広い道でも横断歩道以外のところを渡ったり、車道を歩いていたりしていました。

車社会への急激な移行、それと競争社会がもたらした結果なのでしょうが、モータースポーツをやっていた私もちょっと怖かった中国の交通事情でした。