オルタナティブ・ブログ > 路の上で >

日頃考えていることをぽちぽち書きます。

スマホを紹介するメーカーのWebはガラケーと変わらない

»

しつこく続けるこの話題、先々週にSkeuomorphを知ってますか?と書いたのと全く関係ないと思いたいですが、Amazon.co.jpからSkeuomorphという本を薦めるメールが届きました。Kindle版があれば読んでみようかな。

さて、
知人のAndroidスマホのスペックを確認するために、そのメーカーのWebを見て驚きました。ガラケーに中身を変えても通用する内容です。多くはハードウェアの紹介で、せいぜい標準搭載のアプリ。Androidや追加アプリの紹介がありません。そもそも、特徴として訴えていることのほとんどは個別のハードウェアスペック。これでは同じ部品を採用した他社製品と差別化できないですね。

改めて確認してみました。まず見たのは最近ARROWSでがんばっている印象の富士通 ドコモ向け最新機種のdocomo with series ARROWS V F-04E。やっぱりガラケー並の内容。念のため、他のキャリア向けのモデルも見てみます。au ARROWS ef FJL21ARROWS A SoftBank 201F。テイストは同じなので、キャリアが要因でこうなっているのでは無いですね。それにしても、1ページに情報ぎっしり。
ついでに、ケータイのトップケージから行けるスマカワ女子部なる企画。作成側がターゲットにしたかった人達は絶対に見ないと思うし、少なくとも、この3回まではスマホの紹介ではなく、ガラケー並。何をねらって作ったのかわかりません。
同じ機種のドコモのページを見ると、さらにぎっしりマークが並んでいて、くらくらする。そういえば、最近は見ていないけど、キャリアのカタログはこんな感じでした。でも機能を示すマークは10種類が限度と思う。覚えきれない。だから一覧にして比較すればいいというものでもないし。焦点が絞れていません。

ガラケーのWebはどうでしょう。docomo STYLE series F-01Eを見ると、テイストはARROWSとまったく同じ。

では、他社はどうでしょう。NEC MEDIAS U N-02Eと、シャープ docomo NEXT series AQUOS PHONE ZETA SH-02Eはハードウェアのみ。それにしても、このシャープのモデルのネーミングは気違いだ。
SONY ドコモ スマートフォン Xperia™ AX SO-01Eは、他メーカーに比較して、1ページにぎっしり収めていないだけマシですが、細々解説するのは同じ。
LGエレクトロニクス Optimus G L-01Eは日本メーカーのWebと似ていますが、シンプル。
SAMSUNGは最新のdocomo NEXT series GALAXY S III α SC-03Eが、まだ同社のWebに無かったので一つ前の機種で。docomo NEXT series GALAXY S III SC-06Dは、Appleに似て(マネして?)、アプリ中心であっても使用シーンが中心。よくできています。ただ、サードパーティアプリの話まではありません。
最後にモトローラ。MOTOROLA RAZR™ M 201Mは、シンプルで他社のどれともテイストが違います。唯一Google等のアプリを簡単に紹介います。

SAMSUNGとモトローラが、スマホらしいと思いました。他の会社は、そのままガラケーに差し替えとも通ずる内容しかない。
でも、そのようなページで問題ないということは、みんなケータイ買う時にWebは見ないか、求めているものはガラケーと変わらないということですね。タッチパネルを使えればいいのかも。

Comment(0)