オルタナティブ・ブログ > Chris Dingの思惑ブログ >

Think Smart/ do what computers do not

新たな発見(スクイーク)!

»

Smalltalkの調査で自然にSmalltalkのオープンソース版Squeakに辿り着いた。Squeakで検索すると、トップに出てくるのはいつもスクイークランド。どうも期待のSqueakサイトではなく、子供向けのサイトの。ようであった。画面に「スクイークって何?」ボタンがあったのでクリックしてみる。そうしたら、「スクイークは "メディアオーサリングツール"です」と書いてあった。やぱり期待のSqueakではないんだと思った。

Squeakland_4


しかし、Squeakを検索するたびにSqueaklandが出てくるし、Squeakの関連サイトからもSqueaklandへリンクが張られたりする。少し調べたら分かったが、SqueaklandにはSqueakにより開発された子供向けの無料のマルティメディアツール(これもSqueakと呼ばれている)や作品などがある。そしてこのマルティメディアツールの何かが特徴かというと、描いた絵は動かしたりすることができるのである。更に、数学と科学の勉強にもなるという。

早速ダウンロードして使ってみたら、感動の一語に尽きる!勿論二人の子供にも教えてあげた。面白い、面白いと興奮。

そもそも、SqueakやSqueaklandはSmalltalkの父と言われているAlan Kayが発動したもの。

こんな素晴らしいもの、ITメディアに関連記事があるだろうと「squeak ITmedia」で検索してみたら、「スクイークとは?」があった。ブラウザの中で車を動かすことができるのだ!

 

Comment(5)

コメント

squeakland.org(その日本版の squeakland.jp) は、Squeak 上で動作する Etoys という教育向けオーサリングツールの利用者をサポートをするためのサイトです。

お探しの(と想像される) Smalltalk 環境としての Squeak に関する情報は、squeak.org で得られます。

なお、Etoys は(Smalltalk で組まれ、Squeak 環境の中に融合されてはいますが…)Smalltalk とはまったく別の独立した言語処理系と考えることができるので、前者の用途に限った場合の Squeak を「Squeak Etoys」、もっと広い意味での Samlltalk 環境としての Squeak のことは「Squeak Smalltalk」と呼んで両者を区別することがあります。逆にたんに「Squeak」とだけ書いてある場合、どちらを指すかは、読み手は前後の文脈から判断する必要があります。

以上、参考になれば幸いです。

Chris Ding

sumimさん

情報の提供ありがとうございます。

Squeak EtoysとSqueak Smalltalkと分けてくれるといいのですが、両オフィシャルサイトは自分がSqueakであると主張しているので戸惑いました。

話相手によってSqueakの説明を変えなければならないでしょうね。

こんにちは。
さらに混乱させてしまうかもしれませんが、SmalltalkとEtoysはその目的において同じものと言えるかもしれません。すなわち、これらのいずれもDynabookに至るための過渡的な環境です。
1960年代、アランさんがコンピュータは他のどんなメディアにもなりうるメタメディアであると看破し、個人のための動的なメディア(Personal Dynamic Media)の理想形としてDynabookを考えたとき、その環境を実現したのがSmalltalkでした。
当時からターゲットは子供だったので、暫定版Dynabook(のハードウェア)であるALTOも当然子供たちのために使われました。XEROX PARCで子供たちがALTO上のSmalltalkを使ってアニメーションや音楽ソフトを作っている様子が映像に残っています。その目的はreal science and real mathを子供のリテラシとすることでした。
つまり、Smalltalkはメディアオーサリングツールでもあり、それをオブジェクト指向型統合ソフトウェア開発環境と呼んだのは大人の都合にすぎません。
そして今、ALTOはOLPC XOに、SmalltalkはEtoysになりました。ただし、Dynabookは近づくほど遠ざかる目標なので、これで終わりではありません。次の何かはSmalltalkやEtoysを使って作られるかもしれませんが、また別の名前で呼ばれることになるでしょう。

Chris Ding

abeeさん
こんにちは。

まさにAlan Kayの歴史ですね。

Smalltalkは開発環境であることはずっとかわっていないと思いますが。

Etoysの次は、Croquetですね。

誰のための開発環境かということですね。
少なくともSmalltalk-72の頃は子供のためでした。これが年を経るにつれて怪しくなり、ついにはアランさんの「ディスクパックを燃やしてしまおう」や「Smalltalkは死んだ」発言につながるわけです(子供のためのSmalltalkはという意味で、大人用は今でもピンピンしているわけですが)。
大人のためのSmalltalkに熱心だったのはゴールドバーグさんたちで、PARCをスピンオフしてParcPlace Systemsという会社を作り、Smalltalk-80をプロのためのツールとして販売します("With or without Xerox's blessing, we are going to start a company and do Smalltalk.")。
この2つの流れが今もSqueakland.orgとSqueak.orgとして繰り返されているのかもしれません。
Croquetは今はブランチという感じになっていて、Tweak, Tin Lizzie(WysiWiki)を経て、本命はFemtoあるいはCoke&PepsiもしくはGolden Boxと呼ばれています。

コメントを投稿する