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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

【考えてみた】小学校、中学校、高校のPTAというお客様について。

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わたくし、つばめやという文具店に勤めております。
文具の業界の最繁忙期は3月から4月。卒業~入学、異動~入社などなど、とにかく人が動く時期ですので、文具事務用品、オフィス家具などもそれにともなって動きます。

会社としては、オフィス通販のアスクルの販売店(代理店)としての売上が一番多いのですが、つばめや独自のネット通販、ネットサービスもやっておりまして、その中でわたくしが今注力しておりますのが、ノベルティ文具の通販事業です。

その中でメインは、名入れのペンです。
このカテゴリーは、元々は展示会やイベントで配る用途が多かったのですが、最近タオルなどに変わって、営業マンが年末年始の挨拶に持っていくノベルティとしての需要が伸びておりまして、11月ころから今までずっと忙しい状況です。
そして春は、特に学校の「卒業記念」の記念品としてのご注文が増えます。

あれって、ご依頼主様は学校ではなくて、ほとんどがPTAなんですよね。
では、PTAの中の人は誰かというと、ご存知のように生徒児童の親ということになります。
多くのパターンで言いますと、PTA会長が地元で自営業なんかやってるパパ(最近は普通のサラリーマンの会長さんも増えていますが)で、副会長はじめその他の役員はママです。

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そして、会長は任期が2年~3年、それ以外は1年で交替。
これが悩ましいところで、わたくしどもからすると、年に一回のご注文の担当者様が、毎回代わるということです。

名入れノベルティの仕事って、デザインの確認などがありますので、普通の売り買いと違っていろんなルールや条件のもと、何度もやり取りをして進んでいきます。
前回と同じご担当者様なら、慣れているので話が早いのですが、毎回代わるので、そのたびにゼロから説明をしなければならないのです。

しかも、ママたちは学校で作業しているわけではなくて、たいていは家でやります。
すると、ご家庭ごとに環境が違います。ファックスがある、ない。パソコンのある、なし。日中はパートに出てて連絡がつかないなど、企業相手とは比べ物にならないほどの多様性があります。あと、これは愚痴になっちゃいますが企業の担当者さんと比べると、圧倒的に注意事項などを読んでいただけない。(笑)

でも、こればっかりはどうしようもない。
お客様はなんにも悪くないもんなぁ。

ですから不便や手間がかかることがあるならば、こちらが改善するしかないわけで。
閑散期に「役員さん引き継ぎメモ」みたいなものを作ってお送りするとか、DMで繁忙期に集中して混み合わないように早めに注文をいただけるように促すとかですね。

丁寧にご案内することで、リピート率も向上するでしょうし、仕事もしやすくなるはずです。
そう信じて今日もがんばります。

「B to B」と「B to C」が混在したビジネスをされている方、こういう問題、どう対処されてますか?

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