オルタナティブ・ブログ > 普通のおじさんとソーシャルメディア。 >

小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

【ふと思った】社長と従業員の悪循環な関係について

»

先日、ある会社のミーティングで、その会社の社長が「今話していることは非常に重要なことなので、よっぽど記憶力がよくて全部覚えている場合はいいが、そうでない人がメモを取っていないというのは、わたしはその人に対して怒らなければならない。」というような話をしていました。

すごく違和感を感じました。

まぁ、そもそもミーティングでメモを取らないということは論外として、大の大人に対して「怒る」というのはどうか?
つまり、言われた側(従業員)としては、「社長に怒られるからやる。」ということです。

これではこどもと同じ。

自主性の育成もへったくれもない関係ができてしまいます。この社長はそれを望んでいるのか?そこがすごく疑問なのです。

仕事というのは、自分で見つけて楽しくしなければ、よい仕事はできませんし、そもそも言われてやっているだけのものは「仕事」ではなく「作業」だと思います。

社員に自主性をもってよい仕事をして欲しければ、やることはただひとつ。自分が一番前向きに仕事をし、見本になることです。
仕事の分野や内容は関係ないと思います。プレイングマネージャーでも経営専業でも、トップが輝いていればみんなそちらを見ます。

普段からそういう目で見られていれば、部下は自然とメモを取るし、そうでないならばそれは尊敬されていないかナメられているかです。
その状況でまだ「怒る」という高圧的な文言が出てくるのは、悪循環以外の何ものでもないと思います。

偉そうなことを書きまして申し訳ありません。
非常にもったいない立ち回りをしているなと思ったので、ふと思った違和感を書き留めてみました。

Comment(0)