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【ブックレビューマラソン】『成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり』(夏川賀央著)

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驚きました。2008年にこんな本が出ていたなんて。

アマゾンで偶然見つけたこの本。「公私混同」「人脈」というキーワードが気になり、すぐに購入しました。
以前、わたくし自身も人脈術の本を出させていただいたことがありますので、その時に「人脈」系の類書はいろいろチェックしたはずなのですが、これはなぜか見逃していたようです。

しかしショックなのは、わたくしが書きたかったことがすべてここに書いてあること。
それプラス、本を書き上げた後にさらに様々な事例を通じて学んだ仲間作りの「法則」的なことまで網羅されている!

この本のことを知っていたら、きっと自分の本、書く気が失せていただろうなと思います。

内容的には、世間一般に言われている、「人脈」への疑問から始まります。
つまり、大物狙い、見込み客など、「自分に都合のいい人脈」について、それってその後何かいいことありました?と。

そしてその章のまとめとして、「これからは好き嫌い優先の人脈でいこう!」と綴っています。
そう、わたくしがソーシャルメディアの一番の利点として挙げている、「気の合う人が探しやすい、集いやすい、仲良くなりやすい。」という部分。まったく同感です。

もちろん昔ながらの「人脈」を全否定するわけではないのですが、中途半端に効率を求めて「獲物」を狙っても、うまくいくかどうか???なのです。

そこから、著者夏川さんの考える「人脈」作りへの考え方が展開されます。

「素直にありのままの自分を出す」
「遠くの大物より近くの普通の人」
「わがままを貫く」
「強い絆を生むのは欠点も認めた人間関係」
「思ったことをただやればいい」
「見返りは期待しない」
「公私混同人脈は長続きする」
「思いつき、他愛のない話の効果」
「人をつかむにはアイデア」
「やさしいほうが運にめぐまれる」
「大切な人にこそ、おせっかいを」

うーん、共感のかたまりです。
わたくしは名刺やブログ、ソーシャルメディアを通じて「普通のおじさんがどこまで自己アピールできるか?」を研究しているわけですが、究極は「コツコツ自分の専門分野をブログで書きながら、ソーシャル上でキャラをひたすら出し、そこで見つけた気の合う人とお会いする。」ことじゃないかなと考えるようになりました。

実際、その考え方で行動していたら、知らない間に楽しい仲間がたくさん増えました。
そして自分ひとりじゃできないようなことも実現できるようになってきました。
実におもしろい。

そしてそのおもしろさはさらに連鎖します。おもしろい人にはおもしろい友達がいるからです。
楽しすぎませんかそれ?

新春から勝手に妄想は膨らむばかりですが、この休みの間にこの本を読めたことは収穫でした。非常に頭の整理に役立った気がします。
あ、今年、叶うものなら夏川さんとお会いして、「これからの人脈」についてお話してみたいですね。フェイスブックで調べたら共通の友人がたくさんいましたので、お聞きしてみようっと。

最後になりましたが、本年もぼそぼそとブログを書かせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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