【読んでみた】『フリーで働く前に! 読む本』自在力のあるソリストになろう!
中山マコトさん、ベストセラーになった前作を受けてのフリーランス本の第二弾です!
(なんと214ページにわたくしを取り上げてくださっています。御礼申し上げます。)
しかし、くれぐれも申し上げておきますが、中山さんは会社をやめてフリーランスになれということを言っているのではありません。
むしろ、サラリーマンならば会社の中でそういったポジションを確立せよということを主張しているように思えるのです。
そこで印象的かつ象徴的だなと思ったのが、「ソリスト」という言葉です。
これを目指せと。
言うまでもありませんが、オーケストラをバックに、見事なメロディーを奏でる、演奏会の主役。
社長である「指揮者」も素晴らしいソリストがいないことには音楽になりません。
いや、もちろんアンサンブルだけで、ソロのない曲もあると思いますが、そんな曲、あんまりおもしろくないです。(笑)
素晴らしいソリストであれば、いろんなオーケストラから引き合いがあり、自分で仕事を選べます。
それは社内にいても、フリーランスでも同じことですね。そういう立場にいかになるか?そのための心得が、多くの事例(中山さんのまわりにいるソリストの紹介)とともに綴られています。
いやー、読めば読むほど会社はオーケストラだと思いますね。そして、本の中に登場するソリストは、他の人にはできない、それぞれ異なる能力を発揮して、独自の立ち位置を確立しています。
そして、そんなソリストたちに共通する力としてクローズアップされているのが、「自在力」というキーワード。(中山さんの造語です)
いろんな意味を含有する言葉ですが、わたくしが激しく共感したのがこのフレーズです。
会社に使われるのではなく、会社を上手に使い、外部との関係バランスに長け、社外に、まさに資産と呼べる”人脈”や”ノウハウ”を持っている。
まさに、サラリーマンであるわたくしの目指すところであります。
そして、さらにこう続きます。
周囲は、羨み、妬むかもしれません。
「あいつは運がいい!」「あいつはついているだけだ!」
そんな声が聞こえてきそうです。
ですが、そうではないのです。
自在力の持ち主たちは、そうなるような線路を敷いているのです。
そう、自分のやりたいことをできるようになるために、チャンスを引き込む流れを作っているのです。完全に同感です。
そうすることで、結果的にソリスト的な立場になり、それはどんどん増長していきます。
会社から言われたことだけをやっている人との差は、ますます開くばかり!なわけですね。
当然、ソリストばかりではオーケストラは成り立ちませんから、アンサンブルをきちんとこなす人も必要です。
でも、フリーランスを目指す人は、少なくとも社内ではソリストになっていなければならない。そういうことであります。
ん?
これ、少し前にご紹介した、際コーポレーションの中島社長の言われる、「存在感を持って生きる!」ということと非常にシンクロしますね。おもしろい。
このご時世、やはり「個」の力を最大限引き出して活躍すべきであり、会社も個の力を最大限活用していかに業績を伸ばすか?が大きな流れでのポイントになっているんですね。
繰り返しになりますが、仕事に少々自信がついたからといって、やみくもにフリーランスになってはいけません。
独立を考えている方は、自分は会社の看板がなくても、世界中のどこのオーケストラでも演奏できる本物のソリストであるか、この本で自問自答してみてはいかがでしょうか?
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