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【読んでみた】奥野宣之さんの『旅ノート・散歩ノートのつくりかた』

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編集担当されたダイヤモンド社の市川さんにこの本をお贈りいただきました。ありがとうございます。

『情報は1冊のノートにまとめなさい』の奥野さんが旅や散歩をうまくスクラップするための本を出されました。(3月発売です。ご紹介が遅くなり申し訳ありません。)
おっと、182ページオールカラーですよ。カラー用の紙ですのでずっしりとした仕上がり。これはいいですね。

日々の情報記録とは別に、自分の足、感性を頼りに、何を見て何を感じたか、忘れないようにアーカイブしておこうというわけですね。

もう完全に答えのない世界で、何を書こうが自由なわけです。
その中で、200冊近い旅ノートを認めてきた奥野さんが、こうするとよかったという点をまとめています。ノート初心者にとってはありがたい情報です。

いや実はですね、わたくしも40歳を超えて、折り返し人生に入り、自分について振り返るとあまりにも「なーんも覚えていない」ことに愕然としていたのですよ。
人生どころか、昨日一昨日何を食べたのかさえおぼつかない。

そこで、最近はソーシャルメディアについては完全にライフログと考えて、美味しかったものや楽しかったこと、こどものことなど、なるたけアップしておこう、またちょっとでも何か考えるところがあったら、こうして文章をブログに残しておこうとしているわけです。

そうすることによって、わたくしの趣味志向やフィーリングの共感がどこかで起きて、今後の人生、仲良くしてもらえるような友人が少しでも見つかればいいなという、目的というか目論見もあるのですが。

いわば、「外向きなライフログ」ですねソーシャルメディアは。

しかし、こうしたノートは反対かもしれません。
基本的に誰かに見せるために綴るものではないでしょうし、どちらかといえば自分の人生をより豊かにするための「内向きのライフログ」と言えるでしょう。

最近はビデオもありますので、それでこまめにログを撮っていく人もいると思いますが、ああいった「データもの」は、まだまだ扱いが面倒くさいところがあります。
環境によって見られなかったり、何かの拍子に破損・紛失してしまう危険性もあります。

そこいくとアナログなノートって非常に見やすいわけですね。
イコール、振り返りやすい=自分の知識・知恵・知見として有機的に活用しやすいと。

後から見直すと、とても人様には見せられるものじゃなかったりするわけですが、そこには間違いなく当時の自分がいて、自分だけにわかる空間が広がります。(時として自分でもわかんないことがありますがそれはご愛嬌w。)

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何でもそうですが、あるものが極まると、逆に振れるのが世の中の常です。 
IT全盛の今、何もかもITで解決できるのではと思うほど便利になって、インターネットなしでは生きられない人も多くなっていますが、その一方でこうしたアナログツールについての興味が広がっています。
どちらかかだけが正解ではありません。いいところを取って、各々が心地よいように住み分けすればいいんですよね。

わたくしも、さすがに恥ずかしくてお見せすることはできませんが、複数の「ログノート」を作り始めたところです。
ブログのようにコツコツ細々とでも続けられるか、自分でも楽しみです!

 

歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた

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