上司がよく言う「悪いのは全部自分のせいだと考えろ」を分かりやすく解説する
今日のサッカー、、、見ましたか!?
私はハーフタイム頃に目覚ましをかけて、点差が2点以上離れていたらベッドの上から「がんばれ」とエールを送りつつ、再び寝ようかと思っていたのですが、その時点で「0-0」のイーブン。
これは一丁起きていって気合いを入れてやらねばいけないと思い、リビングでTVをつけると、なんとそこから立て続けに2点先取!!完全に眠気もふっとびました!
これは、60%くらい勝ったのではないかと思いましたね。ベルギー、そこから明らかに焦ってましたし、日本も守りに徹するわけでもなくちゃんと攻めてましたし。
下手すると、もう1点追加して3-0にさえなるんじゃないか!?
みたいなことを期待したりして。
、、、結果としては、そこから3点取られてしまい、あえなく敗退ということになってしまったわけですが、しかし世界中から「卑怯な日本なんてベルギーにボコボコにされろ」と言われていた中で、よく頑張りましたよ。
FIFAランキングが60位とかの日本が、あそこまでベルギーを追い詰めると誰が予想したでしょうか?
一時でも素晴らしい夢を見せてもらいました。ありがとうとしか言い様がないですね。
是非、胸を張って帰ってきていただきたいです。
=====
■「悪いのは全部自分のせい?そんな馬鹿なことがあるか!」
さて、今回の本題に入ろうと思います。
これを読んでいるみなさんはだいたい社会人経験がある程度あるビジネスマンの方が多いと思うのですが、社会人を10年もやっていると、周りに「何かトラブルがあったときは、悪いのは全部自分のせいだと考えろ」という上司が1人くらいはいる(いた)のではないでしょうか?
私は被雇用者生活が3年ほどしか無く、またクソ生意気だったので、わざわざそんな反論されるようなことを言う上司もいなかったのですが、世間一般によく聞く話ですね。
というか、私の席の後ろに座っている弊社役員が、よくそのような理不尽なことを社員達に対して言っています。
言われた社員の方も「はぁ、はぁ、、、なるほど、、、」などと聞いていますが、内心(そんな馬鹿なことがあるか...!)と思っているにちがいありません。
たとえば車同士の接触事故であっても、こちらが一時不停止と左方優先無視と前方不注意の複合技を繰り出してしまったとしても、過失割合10-0というのは普通ありえず、9-1くらいの割合になるものです。
なぜこちらが全部悪いと考えるのか!?
向こうだって悪いはずだ!
弁護士を呼べ!
と思っていることでしょう。
私が20代の頃なら絶対声に出して叫んでました。
しかし、先に申したとおり私にそのような説教をする上司はいなかったためにそう叫ぶ機会に恵まれず、また一方で長年のビジネス生活の中で別の真理を突き詰めていた私は、席の後ろでなされるそのような説教に対して、「そりゃそうだ」と賛同してしまう次第です。
その別の真理とは
「動かせない環境と、努力すべき対象を見極めるべし」
ということです。
■環境に対して働きかけても無駄
たとえば、あなたは10mのジャンプ力はありますでしょうか?
通常はないと思います。
しかし、ここに10mの木の上にある巣から落ちた雛がいて、なんとかその子を巣に帰したい、という思いがあったとします。
その際に、「地球の重力が悪い!」「重力は天体の質量に比例するから、地球の半径を1/?にすれば人間の脚力で10m届かせることができる!」などと分析して、そこになにか意味がありますか?
という話です。(柳田理科雄先生ならともかく)
地球の質量が現在のそれであるのは動かせない環境であって、そこを分析しても問題は何も解決しません。
「全部自分のせいだと考えろ」と言う人は、たぶんその辺のことを言っています。
そりゃ、ちゃんと事態を分析すれば「お客さんも悪い」とか「チームのメンバーも悪い」とか「社長も悪い」とかなることでしょう。
しかし他の人の考えや行動を変えるのは本当に難しいことで、それはほとんど「環境」と捉えるべきガチガチの硬度を持っています。
一方で自分というのは、気合い一つで明日から180度行動を変えられるのです。
先の鳥の雛を10mの木に返すという話なら、目線を「重力問題」から外して、
- 電気工事の車両を借りてくる
- お金がないならそのための寄付をSNSで募る
- あるいは直接協力してくれそうな工事関係者に接触してみる
という方向で考えれば、遥かに現実的になってきますし、あるいは「そもそも巣から落ちた雛を巣に戻すのは自然の摂理に反した罪である」と考えるとたちまち問題は解決です。
人は他人から強制されると頑なにそれを拒否し、場合によっては本来その方がよいかも知れないと思っていた道も堅く閉ざしてしまいます。
逆に自分の中で自発的に変化の必要性を感じたとき、人はいとも簡単に考えを変え、かつ、自分の柔軟さや寛大さに誇りを持つものです。
のようなことを確かデール・カーネギーさんがその著書「人を動かす」で言っていましたが、まさにそうです。
一生懸命、環境の部分を分析するのはまったく無意味ですし、さらにそこにアクションを起こすのは逆効果だったりするので「やめておけ」という話。
それを端的に言うと「悪いのは全部自分のせいだと考えろ」になるのです。
ソフトウェア 開発なら株式会社プラムザへお任せください