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もしも洞察力があったなら……。

公式ブログの目指すもの

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企業がサポートする公式ブログと、個人が推進する非公式ブログの大きな違いは何でしょうか。公式ブログとして企業がサポートするためには、次の条件を満たすことが必要であると、考えています。

・実名であること
・企業のブログガイドラインに即していること
・特定分野の専門家であること
・コミュニケーションの練習(トレーニング)を積んでいること
・継続できること

ブロゴスフィアという海は、泳ぎ始めたら、習慣づけ、継続することが不可欠です。ブログを更新することこそ、コミュニケーションに命を吹き込むことだと考えるからです。いったん始めたら、企業としてもそれが継続的に、正しく行われることを期待するのです。そして、そのコミュニケーションのあり方に、ブロゴスフィアというコミュニティがなんらかのメリットを感じてくれることを希望するのです。

継続的に、投げかけと対話ができたならば、そのブログは(たとえびっくりするようなアクセスではなくとも)成功と言えるでしょう。継続的に閲覧に来てくれるコミュニティとのインタラクティブな対話が醸成ができているからです。

一方で、企業がブログを推進する際のポイントとして次のことが指摘されています。

「ブログは何かをすべて置き換えるような万能の効果をもたらすわけではない。」(百式管理人T氏@「忘年会議2008」発言の要旨)

そう、ブログとは、あまたのコミュニケーション方法のうちのひとつなのです。それは、始めてみると思わぬ効能にびっくりするけれども、さりとて、コミュニケーションの方法を偏らせるものではない、と。デジタルネイティブといわれる皆さんは、様々な手段を多様に使い分けて人とのつながりを醸成しています。対面、電話、手紙、Fax、電子メール・・・と進化してきた方法の中のひとつなのだと、認識を新たにしています。

また、ブログは、一定のコミュニケーションの機会を広げて、対象者を増やして、人々を繋げる役割としては秀逸です。その効能に絞った応用を考えればいいのです。しかし、メディアという側面では、少なくとも今の時点では、大手・有力メディアに置き換わるわけではない、ということだと考えています。

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