DevOps認定資格研修はじめました
こんにちは。プレスリリースも配信させていただきましたが、このたび、会社として「DevOps認定資格研修」の提供を開始しました。
DevOpsとは
DevOpsは、本来ビジネス目標を達成するために存在するITシステムやプロダクトが、開発(Development)と運用(Operations)で、分断されてしまいがちであり、本来のパフォーマンスを出せていないのではないかという課題があり、それを克服する考え方であり、ムーブメントです。
開発(Dev)と運用(Ops)から造語として、DevOps と呼ばれるようになりました。詳細は、研修内で詳しく解説しているのですが、起源とされている活動は、2008年に遡ります。すなわち、DevOpsは最近になって言われはじめバズワード化したものではなく、すでに12年以上の活動の積み重ねであり、DevOpsと呼ぶかどうかは別として多くの企業で実践されてきているものです。
「ファイストムーバー」と呼ばれるネットをコアビジネスとして急成長している企業はこれらをすでに実践しており、圧倒的なパフォーマンスを発揮しています。それはITに閉じておらず、ビジネスの圧倒的なパフォーマンスから注目されています。
認定資格研修とは
先述したように、DevOpsはムーブメントであるのでどこかが中心となって取りまとめているようなことは現時点ではありません。とはいえ、組織的な活動が求められる分野であることは確かで、多くのベンダーや団体が標準的なとりまとめの活動や普及活動を行っている事実があります。
その中で、組織的なDevOpsとアジャイルのスキル開発を主テーマとしているグルーバルの団体である「DASA(DevOps Agile Skills Association)」に注目しています。
DASAは、中立かつオープンなであることが魅力です。また欧米を中心に継続的かつ積極的に活用しています。人材育成に力を入れており、責務に応じたスキル開発のステップ(レベル)をDASAコンピテンシーモデルとして公開しています。
また、それらの学習パスとして、3段階の研修と認定資格を設定しています。
すなわち、中立でオープンな組織が定めたDevOpsの認定資格を中心にしていつつ、DevOpsを網羅的かつ的確に学習し、その練度を測ることが可能な手段となっているということです。
なぜ会社として取り組むのか
元々わたしは、2019年よりDASAのアンバサダーに就任していました。DASAの活動を日本でも知ってもらうことがミッションです。また、ITプレナーズさん中心にDASAの認定資格研修はすでに実施をされており、日本でも有資格者が増えてきている事実があります。
しかしながら、DevOps自体もそうですし、DASAも、DASAの認定資格ももっと多くの人の目に触れる機会が必要でしたらし、認定資格を取得する機会も増えていかないと広めることはできません。
また、会社のご支援サービスとしてアジャイル、DevOpsの現場支援は、弊社のコア事業のひとつでもあります。そこでもやはり人材、チームの育成、組織の理解は不可欠です。そのためのひとつのわかりやすい手段が中立な団体が研究し、定めたコンピテンシーであり、認定制度なのです。
これらは必ずしも必要なものはでありませんが、社内外での共通認識にはとても役に立つ方法のひとつです。
また、わたしはDASA認定研修の講師としても認定を受けておりまして「DASA DevOps ファンダメンタル」という全員必須といってよい基本知識とその理解をする研修講師としての経験もありました。
そこで、会社としてもDASAのトレーニングパートナーとなることで、認定資格研修の実施を自社で行える体制を整えました。
詳しくはこちら
アジャイルやDevOpsをどのように現場・組織・顧客に対して共通理解をし、育成していくかはどの企業にとってもこれから課題となりうる大きな壁です。
そこに対して先手を打つことも含めて今回のDevOps認定資格研修の提供となりました。詳しくは下記をご覧ください。
研修は、1人で受講するのではなく、チームで受講することで成果を最大化できると考えているため、一社研修(一社様向けに研修を実施させていただく)を基本としています。
1人で受講するとそのノウハウや体験を他のメンバーに伝達するコストがかかります。一度に同じ場で同じ知識のインストールと体験をすると伝達コストはかかりません。「あの時のアレ」というように指示語で瞬時に共通理解を活用できることが大切となります。
とはいえ、1人からでも受講できる機会、資格取得できる機会(研修受講+認定試験に合格が必要)も大切です。そこで、公開研修についてご意見を伺うアンケートも実施しております(所要時間1分未満)。気が向いた時にお答えいただけると幸いです(無記名形式)。
また、お近くの方に、研修自体と公開研修のアンケートを実施していることをお伝えいただけると嬉しいです!