デブサミ関西、MSC、Developer Camp Japan Fall セッション資料公開中
9月から10月初旬にかけてセッションを担当をさせていただいた大き目のイベントのセッション資料を公開しています。
それぞれもう一つのブログのまとめ記事へのリンクとなっています。こちらからセッション資料やストリーミング(実施した場合)、セッション資料動画を見ることができるようにしてあります。
この3つは、時期も近く、また、オーディエンスも開発者であったり、ITマネージャであったり、MSに近いオーディエンスであったり、技術中立なオーディエンスであったり多種多様でしたので、実は、この順番に、連続もの的な構成にしてあります(←このことは初めて言及)。
デブサミ関西は、MS技術や製品に一切触れずに、10年後を見据えた開発現場の環境についてお話しました。MSC では、IT の意思決定者の方々向けに、今までとこれからの IT の立ち位置とそこでは、カスタムアプリケーション開発(市場先行優位性、競合優位性を加速させるソフトウェア開発)がビジネス戦略として重要で、その根幹である開発力を養うことが今すぐやらなければならないことであることをお話しました。Developer Camp は、Visual Studio 2012 のローンチイベントでもあったので、開発者とプロジェクトマネージャ向けにこってり Visual Studio 2012 の世界観をお伝えしました。
どのセッションでもいえることは、ソフトウェア開発だからといって、開発者だけががんばればよいということではないということ、これは開発環境(例: 統合開発環境(IDE))があればいいというわけではないということ、より広い視点から見て流れが止まらない開発と運用を考えなければならないこと、そのための環境をしっかりと見据えて準備し続ける必要があることをお話しています。
Visual Studio 2012 の進化は、これからの開発環境を考えるうえでとても参考になりますので、採用するしないにかかわらず、今何が実践できるようになっているのか、これからどういう方向へ向かうのかをウォッチしていただければと思います。
よくおすすめの書籍はと聞かれますが、以前にもご紹介した私も監訳をしている『アジャイルソフトウェアエンジニアリング』(日経BP) はぜひ読んでいただきたいです。リンク先は、本書籍ででてくるキーワードの一覧の紹介もあります。ビビビッとくるキーワードがありましたら、ぜひ書店で確認してみてください。日経 BP さんの Developer Camp での書籍販売での売上ナンバー1もこの書籍だったそうです。
※写真は、Developer Camp のパーティで書籍に監訳者代表としてサインをさせていただいているところ
長沢智治