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ポスドク問題についての前向きな提言、理系の観点からの社会全体についての気づきや意見、会社、社会、国に過度に依存しない生き方について綴ります。

NHK紅白歌合戦の山中伸弥先生の「来年こそ集中!」を勝手に深読み

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2015年(平成27年)が始まりました。
本年も皆さまにとって良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。

 NHK紅白でのワンシーン

さて、大晦日の夜は例によってNHK紅白歌合戦をご覧になった方も多いのではと思います。その中でこんな場面がありました。個人的には、2014年の紅白の中で最も印象に残ったシーンでもあります。審査員の全員がボードを掲げて、一言書かれているのです。

審査員のおひとりであった、京都大学の山中伸弥先生 (2012年にiPS細胞の作製でノーベル生理学・医学賞受賞) は、
「来年こそ集中」と書かれていました。

 集中して仕事をできない?! 

これを見た瞬間に感じたのは、ノーベル賞を受賞されてからというものの、普段から色々な方に、時として程度を越して、相当煩わされているのではないかという推測です。特に昨年は余計なコメントを求められたり、トバッチリも受けたのではないかと。それを直接的な表現をされずに、遠回しに言われているのではないかと思わずにはいられなかったのでした。

「仕事に集中させてくれ!」という強いメッセージのようにも感じられました。

3.11時には東電の方々同士のやり取りの中で、必死になって作業している側が気遣わない相手に対して「Disturb(邪魔)しないでください!」と発言されたシーンもありましたが、「もうあまり煩わさないでください」という言い方をしてしまいそうになるくらい、執拗に迫られることもあったのではと容易に想像が付きます。

仕事中に電話が頻繁にかかってくることもあるかと思います。そんな時に、国際線の飛行機に乗り込むと、「ここに電話がかかってくる心配はないな」という具合にやたらとホッとしたという経験も過去にありました。

 話しかける・電話を掛けるときは相手を気遣って

余計なことで話しかけられる、無駄な電話がかかってくることを好む方はいないでしょう。無論、業種・職種、その時の事情に依るかとは思いますが、自分自身も誰かに電話を掛けることは躊躇しますので、Eメールで済むことはできるだけそれで済ますというスタイルが確立してもう10年以上でしょうか。電話は相手の状況を考えずに、相手の邪魔をしてしまうおそれがあるからです。

また、話かけようとしている相手が、作業をしていたり、何か考え事をしている風な時、更に、別な人と話をしている時に、無理矢理その間に割って入ってくる人も多いですが、是非、気を遣っていただきたい場面です。何か面白い着想が浮かぶ瞬間だったかもしれません。話しかける時には相手の状況をよく確認していただきたいところです。

もし、本当に煩わされたくないのであれば、いくつか手段がありますが、例えば、

● 携帯の電波の届かない場所へ行く
● 職場の人間がいない土日に仕事をする
● 平日であれば早朝を利用する

などもよき手段ですね。

以上は、山中先生(山中教授)に直接お聞きしたわけでもありませんので、実際のところは不明ではありますが、仕事以外でも、わけのわからんことで、人に振り回されるのはご勘弁いただきたいところですね。

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