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良い声が出ない、息が続かないのは「肺活量が少ないせい?」

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発声で息が続かなかったり、声が出ないと、「私、肺活量が少ないから・・・」とおっしゃる方が多いですね。
 
私は、今までボイストレーニングを受けていて息が続かないとき、「あなたは肺活量が少ない」と注意を受けたことは一度もありません。大抵は「使い方が良くないからだ」と指摘されます。

 
それでは、発声において、大きな声や強い声を出したり、また強弱関係なく息が長く続くために、肺活量は必要なのでしょうか?
 
肺活量があっても、息の続かない人、声が小さい人はたくさんおられます
そして、肺活量はそれほどではなくとも、大変に長く息が続く方もいます。
 
それはなぜでしょうか。
 
それは発声の方法によるからです。
 
声の種類は、声帯が緩く閉じるか、きつく閉じるかによってきまります。
 
・声帯が緩く閉じる場合は、息を使う量が増え、柔らかい声、弱い声になり、声量が少なくなります。
 
・声帯がきつく閉じる場合は、使う息の量が少なくなり、しっかりとした声、強い声になり、声量が大きくなります。
 
単純に言うとこのようになります。
 
しかし、肺活量がそれほど多くなくても、息が持つようにすることはできます。
 
1、共鳴:共鳴により小さなエネルギーでも声を響かせられるようにする。
2、横隔膜:横隔膜を使って息を無駄に使わないようにコントロールする。
3、声帯閉鎖:声帯が閉じるようにトレーニングを行う。
 
これらの技術をトレーニングすることによって、発声で息が続くようになります。
しかも、肺活量だけで押し切るより、技術を覚えたほうが、より良い声で発声することができますし、声も長く続きます。
 
1~3それぞれのトレーのニングは以下を参照してみてください。
 
1、共鳴
 
もう「聞こえない」なんて言わせない 小さな声でも遠くまで声が届くようになる方法 そしてどんな人でも持っている増幅器に気がつくための簡単なトレーニング方法
 
2、横隔膜
 
どんなに他のボイストレーニングが成功していても横隔膜が使えていないと良い声は出ない 横隔膜の簡単なトレーニング
 
3、声帯閉鎖

頑張って大きな声を出していても上手くならないその理由 知的で説得力のある響きを手に入れるビジネスボイストレーニング 『声帯攻略編』

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