オルタナティブ・ブログ > 大人の成長研究所 >

ライフワークとしての学びを考えます。

良い「人たらし」ほど収入がよくリストラされにくい 人たらしは声である

»

もしかしたら「人たらし」という言葉には、悪いニュアンスがつきまとうかもしれません。
 
テキサス大学のサム・ゴールド博士たちは800社5000名のスタッフについて調査して 「人たらしほど給料をたくさんもらえる」というデータを報告しています。また、オーストラリアのメルボルン大学のR.D.アイバーソン博士たちは 「人たらしほどリストラされにくい」という興味深い調査結果を発表しているそうです。
 
内藤 誼人著、「図解 『人たらし』のブラック心理術」では、「人をたらしこむことは良いこと。人たらしの技術を持っている人ほどスマートである。人たらしとは、どうすれば人に喜んでもらえるのかを本気で考えること」とありました。
良い「人たらし」となるために、私なりの視点で面白いと思ったところを以下に引用してご紹介したいと思います。
 
1、いい声でしゃべれば、どんな人でも味方にできる
 
芝居の世界では「一に声、二に振り、三に姿」と言われています。一番大切なのは声です。
いい声を出すときのポイントは・・・
 
・語尾をはっきりと言う
例:挨拶で「おはようございま・・・・」あたりまでしか聞こえないのは大変印象が悪い。
・メリハリをつける
例:「絶対(休止をおく)、オススメですよ」と休止を置くとより伝わる。
・トレーニング方法
硬いがっしりした声は「カキクケコ」や「タチツテト」、滑らかにしたいときは「ラリルレロ」、声をスムーズに出したいときは「ハヒフヘホ」「パピプペポ」、柔らかい声は「マミムメモ」の発声トレーニングが有効。
 
2、発言の終わりには、必ず「イ」をつける気持ちでしゃべる
 
微笑む人の顔を見ると、自分も楽しくなってくる。笑顔は「感染効果」がある。

言葉の最後に無言の「イ」をつけるようにすると、難しい訓練をしなくとも、白い歯がのぞく美しい笑顔ができあがる。これは多くの会社における受付嬢たちが使う秘密のテクニック。
例:「本当にありがとうございました(イ)」

3、「ラ」の音階でおしゃべりし、面白くなくとも”自分から”笑う
 
性格的に陰気で、暗いタイプだとしても人に会うときくらいは、陽気な人間という評判をたてるのがポイント。
そのためには、普段のおしゃべりより20~40%くらい大きな声を出すようにする。
またドレミファソラシドの音階でいえば「ラ」の音くらいの声で話す。
 
笑うなら「アハハハハ」と声をだして笑うこと。声を出して笑っていると自然と相手も楽しくなってくる。ブラジルサンパウロ大学の心理学者S.サラとE.オッタ博士は口元だけの「閉じた笑い」より「声を出した笑い」のほうが仲間集団からのウケがよくなると実験的に確認している。表裏のないイメージを与え、不思議な魅力で人に好かれる。
 

以上引用でご紹介させていただきました。
 
1は、滑舌のことを言っています。以前の記事でご紹介しました「舌筋トレーニング」を行うと、自然に言葉がはっきりしてきます。
 
3は、声を高めのポジションで発声することです。以前の記事でご紹介しました「ngトレーニング」が有効です。近所迷惑にならないでできるお手軽で大変効果のあがるトレーニングです。
 
単にテクニックだけでなく、いつも体調を整えて元気でいることも大事ですね。元気であれば笑顔が自然にでてくるし、明るい気持ちで人と接することができます。
 

Comment(0)