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ライフワークとしての学びを考えます。

良い声は誰でも持っている いつでもどこでもすぐにできる声磨きには[ng]

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響く声。
合唱するならハモリやすい声。
これはだれもが生まれながらにして持っていて、ダイヤモンドの原石のようにあなたの中に眠っています。
この原石を発見して磨いてあげる。それが発声なんですね。
 
13日の記事で書いた「ngトレーニング」。
これは、鼻濁音になる前の音を使って、響く声を作ることが出来るトレーニングなんです。
鼻濁音は日本語の柔らかい響き。「ナガイ」は「nangai」となります。
このときの[ng]の部分だけを使ってハミングするのです。だから「ngハミング」とも言います。
つばを「ごくっ」と飲み込んだときに、舌が上がりますね?その場所に舌をつけっぱなしにしながら、口を完全に閉じないで、「んん~」と声を出してみてください。
 
私は、「今日はノドがちょっと疲れたなー」と思ったときは、この[ng]だけで曲を練習するんですよ。このハミングは、長時間歌っていてもノドが故障したりすることはありませんから、安心してトレーニングできるんですよね。
 
このハミングは、やっていてもなんだか情けない音で、「練習した感じがしない」と思う人も多いかもしれません。
でも、大きな声を出して手ごたえを求めて歌うほうが、実は余分な力が入っていたりして、力むクセがついてしまう場合もあるんですよね。
 
[ng]はさらに良いことがあります。
 
音が小さいので、どんなところでも出来るんです。
防音室なんて必要なし。
 
朝起きたらすぐに「んん~♪」。ご飯を作りながら、駅まで歩くときにも、もちろん電車を待っているときにも(でも近くに人がいないときにね)。
雨の日なんかは雨音でごまかせるので特に練習しやすい。
 
ゴミを捨てに行く時、近所の方に会ったら[ng]のポジションのまま
「おはようございま~す」と言ってみましょう。
高感度抜群ですからね!
 
「まとまった時間を作って練習しよう」と思っても、他に仕事があったりすれば発声のおけいこは後回し。気がつくと1週間何もやってない・・・なんてよくあることです。
それよりも、ちょっと時間があればすぐ[ng]で声磨き。
一日0.3ミリの前進でも、一年続ければかなり差ができています。
 
いつでもどこでも出来る発声。
ぜひ[ng]を皆さんにお勧めします。

★関連記事 伝わる声はよく響く 共鳴を得るための簡単な方法 「ngトレーニング」2011/08/14

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