謹賀新年 - 2006年予測
今更ですが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1年前に個人のブログで「2006年の予測」を書いていたので、今年の初エントリとして、これをおさらいしてみます。
本来、こういう予測で重要なのは客観的に判定できるかどうかでしょう。たとえば「Web 2.0 がますます進む」なんてのは、あまり意味が無いと思います。Web 2.0 の記事では Google AdSense が挙げられていますが、検索と広告を結びつける考え方は 1998年の GoTo(現 Yahoo! Search Marketing=Overture)の時代からあったことです。もともと Web 2.0 は「流行ったものをまとめること」からはじまっているので「ますます進む」に決まっているのです:-)
とはいうものの、自分の予測を見直してみると決して判定可能なものばかりじゃなかったという気もします^_^;
・フラッシュメモリの価格が半分になり、出荷量が3倍になる
これは参照情報を明確にしていなかったのと、調べてみた限りでは「出荷量は2.9倍」という数字が見つけられた程度でした。まあ、価格は半分以下にはなったと思います。
こんなことを書いたのは、2005年末に購入した Panasonic の SD カードカメラ、SDR-S300 を手にして「今後の記憶媒体は HDD や DVD じゃなくフラッシュメモリだ!」と思い込んだことにあります。予測エントリでは「S300 がイマイチ」などと書いていますが、このコンパクトさと簡便さは従来のビデオカメラにはないもので、家族と出かけるときなどは手放せないものになっています。
ただ、ビデオカメラのフラッシュメモリ対応化がますます進むと思っていたのに対して、(元々あった Panasonic D-Snap や SANYO xacti のようなものを除くと)増えたとは言えません。今のところ DVD/HDD の方が主流のようです。ハイビジョン対応の SD ビデオカメラは思ったよりも早く登場しましたが、聞くところによると「画質では DV テープにはかなわない(かつ、編集ソフトが揃っていない)」そうで、記録メディアの世代交代にはもう少し時間がかかるのかもしれません。
・100ドルPCが先送り
この場で書くのはとても微妙(←って“微妙”じゃないじゃん^_^;)なのですが、100ドルという価格の実現は2008年末を目標とするそうで、先送りされたことに間違いはありません。wikipedia によればリビアでの契約は「120万人に対して2億5000万ドル」だそうで、今のところ200ドルPCということですね。別に活動を批判しているわけじゃないので、誤解なきよう。
・首都圏で電子マネーが普及
数字を挙げていなかったのでアタリ・ハズレを判定しにくいですが、普及してますよね :-) 産経新聞では今年が普及元年としていましたが。ちなみに、私は買い物目的で Suica にチャージするようになりましたし、妻はモバイル Suica を基準に携帯を選びました。
・システムトラブルによる人的被害
なかったですね。外れてよかったです。
・Wikipedia アラシが登場
池田信夫氏のエントリ「2ちゃんねる化するウィキペディア」によれば、実際に問題が起きているようですね。ただ、そもそも日本版の責任者が不明だというのは知りませんでした。
・ドメイン売買でギネス記録が更新される
DN Journal というサイトでは、公開されているドメイン取引価格が毎週レポートされているのですが、ここでの年間チャートによれば2006年の最高額は Diamond.com の 750万ドル(これまでのギネス記録、Business.com と同額)でした。ただし、正確な金額が公開されていないと断った上で、sex.com が1200万ドル(現金と株式)で取引されたと報じられています。また、これを除いてもトップ100の売却総額は昨年(約1600万ドル)のほぼ倍(約2900万ドル)になっており、ドメイン名市場が活気づいていることがわかります。
・中日優勝
日本シリーズでは勝てませんでしたが、リーグ優勝はしたので許してください(←意味不明)。いや、実のところ就任以来、優勝、2位、優勝という結果をもたらした落合監督の手腕には頭が下がります。
なんかこじんまりした予測ばかりですね^_^;