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IT業界のコメントマニアが始めるブログ。いつまで続くのか?

「男の人に替わってくれ」

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取り上げたいニュースはあるものの:-)、ふと CNet で目にした「男性の説明しか聞こうとしないカスタマーからの電話」という記事が気になったので取り上げます。

私がIT業界に入ったときの最初の仕事はテクニカルサポートでした。当初は男性ばかりだったと記憶していますが、女性のサポート担当者が入るようになってときどき聞かれたのが、有無を言わさず「男の人に替わってくれ」と言われることがある、という不満でした。リンク先の記事では、男性至上主義者の顧客に屈しないアイデアが挙げられていますが、いくつかは事実と反する説明になるという意味で受け入れがたいものでもあります。

たいていの場合、しかたがないので(能力に関係なく)空いている男性担当者がいれば替わり、そうでなければ空いていないと告げるという対応をしていたと思います。これが、顧客による従業員差別を受け入れることになるとは、当時は(あまり)考えていませんでした。最近では、顧客から従業員に対する差別に対して裁判沙汰になるケースもあるようですが、男性社員の要求を差別扱いしていてはきりがないですし、そもそもお客様ともめてまで正義を貫いても利するところはほとんどありません。

この記事では女性担当者こそが適任だったというエピソードで終わっていますが、当然ながら現実には男性担当者が質問に答えられない質問でもなければ、男の人に替わっても(差別という点を除けば)何も問題なく応対が終わることになります。久しくサポートから離れていたこともあり、この手の話がまだあるというのは少し意外だったのですが、当分、なくならない話なのかもしれません。

というわけで、一番気になっていたニュースは「中日-巨人戦」だったのですが:-)、リーグ優勝が決まったようです。

ドラゴンズ、おめでとう!

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