英語でコーヒータイム(31) よろしいですか?
大手ユーザーがメーカーを訪問し、製品の機能開発要件(Enhancement Requests)をディスカッションしていた時のこと。
ユーザーからの要件(日本語)、その英訳、メーカーからの回答(英語)、対応時期などがまとめられた一覧表を見ながら、一件一件、確認をしていったのです。
メーカー担当者からの説明を聞いて、特に追加質問やコメントがないと日本人は何も発言しないのケースが多いようです。
ウンともスンとも言わない。
問題がない場合は反応しない、が通用するのは日本国内だけと思ってくださいね。少なくともアメリカでは、よければOK、ダメならIt is not okay.と意思表示をして欲しいものです。
一通り説明しても、良いとかダメとか反応がないので、メーカー側は「よろしいですか?」とか「進んでよろしいですか?」とそのたびに確認することになってしまうのです。
よろしいですか?
Is it okay?
Any problem?
先に進んでよいですか?
Can we move on?
はい、けっこうです。
OK.
No problem.
We have no objections.
直訳すると「異議なし」で裁判のような気がするかも知れませんが、メーカーからの提案に対して「それで問題ありません。」程度の軽い気持ちでも使うことができます。
場合にはよって、
ちょっと内部で相談させてください。
と言うこともあるでしょう。そんな場合は
Can we have a moment, please?
でも間に合います。
We would like to have an internal discussion. Would you give us a moment, please?