英語でコーヒータイム(20) 天国と地獄
アメリカではヨーロッパを揶揄したジョーク(小噺)が多くあります。
昔からある典型的なジョークの例。
In Heaven:
Chefs are French
Engineers are German
Police are British
Lovers are Italian
And the society is organized, run and managed by the Swiss
In Hell:
Chefs are British
Engineers are French
Police are German
Lovers are Swiss
And the society is organized, run and managed by the Italians
他にも弁護士ジョークとかブロンドジョークとかがアメリカでは主流。
「今のは冗談だよ。(本気で言ったのではないよ。)」と言いたい時に
” Joke, joke." という日本人を良く見かけますが、それよりも to kid という動詞を使った方がしっくりきます。
”I was just kidding. "
もしJokeを使いたいのであれば、動詞として使った方が自然な英語になります。
”I was joking. I wasn't serious at all. "
"It is a joke. " と名詞で使う場合には、「うますぎる話」「ありえない話」と逆説的に使う用法があります。
プレゼンテーションなどでジョークの一つも言って笑いを取りたいと言う相談をよく受けますが、その時はジョークではなく、「wit のあるコメントをして」もしくは「ユーモアを交えて」と言うのが正解です。
欧米人はウィットのある会話が上手です。間髪入れずにウィットのあるコメントを返して来るという機転もあります。それが欧米の社交術の一つなのでしょう。壁の花になりがちな日本人としては、積極的に会話に参加できるよう、常に会話のネタを用意しておくとともに、ユーモアに満ちたコメント、ウィットの利いた切り返しも練習しておきたいものです。