アプリ開発の提案 (1) 日本人でも読みこなせる外国語メニュー
外国へ出張(旅行)してレストランに入り、メニューをちゃんと読む(study the menu)は大変だと感じたことはありませんか?
アペタイザー(前菜、オードブル)に始まり、スープ、サラダ、メインコース(肉系、魚系、ベジタリアン系)、付け合せ(レストランによってはメインに添える野菜を別に注文しなければならない場合がある)など、少なくとも2,3ページ分のテキストを読まなければならない。
じっくりと全部を読む気にもなれず、またそれだけの時間的余裕がないため、短絡的に「ステーキ」とか「サーモン」と主材料で決めてしまってから後で後悔することがある。焼き魚だと思っていたら衣を付けてあげてあったり、妙な味のソースがかかっていたりする。しかしメニューを読む時には、とてもそこまで気が回らないのである。
例えばメニューで「グリルしたスズキ」とか「フィレ」とか好きな材料や、「ツァンサイ」や「チーズ」など避けたい材料を指定すると(ここで音声認識の技術が使われていると尚良いが)、テキストマイニングで、そのキーワードが関係しているメニューがハイライトされる。そうすれば、フィルターがかけられるので読まなければならないメニューの文字量が大幅に減らせる。
これは、と思ったアイテムだけ、じっくりと読んで、料理の仕方(フライなのかグリルなのか、カレー風味なのかフルーツチャツネソースなのかなど)や他の材料などを検討することができるというワケ。
もちろん、メニューに書かれた情報だけでは、テキストマイニングもヒットしにくいでしょうから、実は裏でDBに高速回線でつながっていて、全材料やレシピ情報にもクエリがかけられるという仕組みになっているとか。ついでインフライトで翻訳もしてくれると便利。
たかがメニューにそんなに投資してどれだけのROIがあるかと言われそうだけれど、レストランに行くカスタマの側とすればかなり助かるサービスです。
英語圏ならまだしも、フランス語とかドイツ語とか他の外国語になったら完全にお手上げですから。
もっともこの手のサービスは、マネージドサービスかSaaSでやらないと拡張の経済性が出せないでしょうね。旅行会社と組んで、日本人がよく行く(日本人をよく連れて行く?)レストランと提携するとか?