日本IBM社員専用Twitterアカウントを作ってみた
日本IBM社員専用Twitterアカウントを作ってみました。イントラネットの情報と社外の情報の両方を一つのインターフェースから見られるようにするのが目的です。社員は、社外にいる時もPCやスマートフォン、携帯端末から社内外の情報にアクセスできます。もちろん、イントラネットの情報にアクセスするには、端末がVPN接続していることが前提です。イントラネットの情報にも簡単にアクセスできる環境を普段使っている端末に作りたかったのです。Twitterのアカウント自体はオープンですので、社員以外の方もフォローすることはできますが、イントラネットのリンク先は表示されません。
このアカウントの特徴は、大きく下記の5つです。
1. 社内外のニュースを一つのインタフェースで
- 社員向け専用アカウントのため、イントラネットのリンクも参照可能(要VPNコネクション)
- プレスリリースやIBMのホームページ、社外で掲載されたニュースも掲載
- イントラネットのTOPページで扱うことができなかったニュースも入手も掲載
2. 検索をしやすく
- Twitter内で用語検索が可能、かつイントラネットと社外のリソースの両方を検索可能
- ハッシュタグで関連ニュースを網羅的に表示
3.緊急時対応
- 震災など有事の際の情報入手(イントラネットにアクセスできない状況でも、必要情報を提供)
- 総務省など外部機関のセキュリティー情報の提供
4.インタラクティブ
- Twitterを利用した問い合わせが可能 (社外秘に関しては、社内メールにて返信)
5.海外対応
- URLの末尾を変えることで出張先、転勤先の国での各種情報を入手可能
IBMer County Twitter List
https://twitter.com/IBMer_JP/lists/ibmer-country-list/members
これは、私が東日本大震災の際に、社員への情報伝達にTwitterを活用したことに端を発したもので、その際は、日本IBMの公式Twitterでメッセージの前に「【社員向け】」と付けて情報を発信しました。しかし、お客様もフォローしているアカウントだったので、イントラネットへのリンクができませんでした。アカウントを限定にして、社員であると確認できたものだけフォローを許可するというのも考えましたが、匿名のTwitterアカウントの確認、また退社した社員アカウントのフォロー解除などのワークロードを考えると現実的ではなく、今回の「社員向けアカウント」と明示する方法を取りました。
実施にあたっては、グローバル・チームと連携し、投稿ガイドラインを作成しました。リンク先のイントラネット情報が見られないにしても、社外秘が分かるようなメッセージの書き方をしないや、効果的なメッセージングのためのお作法、ハッシュタグの使い方などを決めていきました。
まだまだ始めたばかりですけれど、社外SNSの新しい使い方として、試行錯誤を続けていくつもりです。