本日閉館　ていぱーく　逓信総合博物館

「伝える」をテーマにした博物館「ていぱーく」こと逓信総合博物館が本日で閉館です。大手町に開館して49年、長い歴史に一旦終止符です。展示のメインは、郵便と電話。携帯電話やインターネット全盛の現代ですが、それに至るまでの歴史は、とっても興味深いです。なかなかに充実した展示なのに、入館料は、大人110円、子供50円です。

大手町という日本有数のビジネス街にありながら、館内に入るとたくさんの子供たちの姿が。

昔の伝達手段は、人間の足でした。人形の横には、飛脚が担いでいるものが置いてあり、実際に担いで重さを体感することができます。

館内には、疑似郵便局もあります。カウンターの向こう側に行って、郵便葉書を仕分けたり、窓口に立つこともできます。

こちらは、郵便番号を自動で読み取って仕分ける機械。

これまで日本で発行された切手のコレクションは、縦型のスライド式の引き出しに保存されており、１つ１つ引き出して見ていたら朝から入館しても日が暮れそうです。これは、もう歴史資産ですね。

電話の展示も懐かしいものがたくさん並んでいます。さすがにここまで古くなると、映画の中でしか見たことはありません。

電話代をコンビニでの支払いや銀行口座からの自動引き落としができなかった頃は、近所の電話局に払いに行っていましたが、そこには分厚い電話帳が並んでいましたねえ。

この黒電話は、本当に懐かしいですねえ。子供の頃、家にあったのはこれでした。昔は、ダイアル回して電話をかけていたんですよねえ。館内には、この黒電話がたくさん設置されていて、互いに電話をかけることができます。子供たちがダイアル回して、あちこちで懐かしい電話のベルが鳴り響いてました。

歴代公衆電話。こちらも思わず「懐かしい」と声が出ちゃいます。

110円で学び楽しめる博物館、残念ながら８月31日で閉館です。郵政資料館は、東京スカイツリーの施設内に移転して来年3月にリニューアル・オープンするそうです。

ていぱーく　逓信総合博物館　＜＝HPも8/31で閉鎖されるみたいです
http://www.teipark.jp/