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ITが無いと生きていけないのに、アナログな日々

年収は自分で決められる

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年収を決めているのは自分だそうです。いえいえ、それを決めているのは、雇い主だという人もいるでしょう。私もそう思ってました。『年収を自分で決められる人になる方法』(ブライアン・トレーシー著/勝間和代訳)によると、年収は、「これまで自分が何をやってきたかと何をやってこなかったか」の結果だというものです。なるほど、言われてみればその通り。

そしてそのために必要なことは、専門性と柔軟性です。この分野については、誰にも負けないという専門スキルを持つこと。会社は、知識とスキルを持った人材を大事にします。ただし、その専門性を常に向上させていかねばなりません。学びに終わりはなく、その努力をしないと専門性も気付くと時代遅れになります。また、得意分野を持ちつつ、それ以外のことにもチャレンジは必要です。ある日突然、今の会社に仕事がなくなった時、柔軟に別の道を探すこともまた重要です。ここまでグローバル化した世の中では、自分の仕事が会社からなくなる、場合によっては日本からなくなるということも考えられます。その時、会社や場所(国の内外を問わず)にこだわらず、どこへでも移動してそこで働く。年収を上げられるのは、例えばそういう人なのです。

やはり、変化できない人は取り残されます。本の中にも紹介されていました。ある人が会社から解雇され、上司にこう言いました。

「何故、20年の経験がある私を解雇するのです?」

対して、上司は、こう答えます。

「君は、1年の経験を20回繰り返していただけだ。」

ここに気付くかどうかが鍵ですね。「それは私の仕事ではありません」と言って、自分の得意な、そしてやりたい仕事だけやっている人は、やはり取り残されてしまうのかもしれません。

さてでは、どのように仕事をしていけばいいのでしょう。そのためには、商品である自分自身を魅力的にしなければなりません。知識とスキルを常に増やし、自分から仕事を取りに行く、そういうマインドになることが必要でしょう。そのためのヒントや具体的なトレーニング方法もこの本に書かれていました。勝間さんの訳が上手なんでしょうね、まるでブライアン氏が語りかけているようにとっても読みやすい本です。あなたも自分の年収を自分の希望の額にしてみませんか?

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