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ITが無いと生きていけないのに、アナログな日々

『アバター』観てきました

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話題の映画『アバター』をこちらの記事を参考にして、川崎の109シネマズのIMAXシアターで観てきました。これを読んだらどうしてもIMAX3Dで鑑賞したくなり、関東地区では、川崎の109シネマズのみということで出かけてきました。土日の昼間の会は売り切れか、端っこのブロックしか空いていないことが多く、終了時間が23時55分という夜の回に行きました。

109シネマズ川崎のスクリーン7がIMAX3D対応劇場になっています。しかし、もともと普通のシネコン施設だったのを強引にIMAXに改装したので、正直、新宿や品川にあったIMAXシアターと比べると窮屈で、また「え、このスクリーンの大きさでIMAXなの?小せぇ」という感じでした。劇場が窮屈なので小さく感じたせいかもしれませんが。前の人の頭が足元くらいにあった新宿とは違い、ここは前に座高の高い人が座るとスクリーンの一部が欠けます。新宿や品川がIMAXでなくなってしまったのが、本当に惜しい。もう少し早く『アバター』が作られていたらねえ。

それでも、スクリーンと客席が近い分、画面に飲み込まれるような迫力はありました。3Dは、飛び出して来るという昔の万博ふうのものではなく、どちらかというとものすごい奥行きがあるという感じです。キャメロン監督は、これを上手に使い、崖に沿って急降下する迫力あるシーンを描き出しています。クライマックスの戦闘シーンは、それこそ度肝抜く大迫力です。

どうせCGなんだろうけど、惑星パンドラの世界は美しく、空中に浮かぶギアナ高地のような風情でした。

されど、肝心のストーリーは、拍子抜けするほどお粗末です。きっとこうなるだろうと思うとその通りに展開していきます。『エイリアン2』のような奇想天外でハラハラドキドキする凝ったシナリオはここにはありません。ナヴィ族も、自然を愛し、呪術的で絵に描いたようなステレオタイプ。お決まりの恋、お決まりの攻撃、お決まりの復讐、ハッピーエンディング、物語に新しい要素は何一つありません。

新しい映像表現を思い切り楽しむためにストーリーは簡潔にしたと、キャメロン監督が語ったなどとネットに書かれていますが、あまりに単純な勧善懲悪は、ちょっと退屈でした。意表つく展開も皆無ですし。あと鼓舞するために演説をするアメリカ映画特有のシーンがどうも僕は、苦手です。

まあ、どうせ観るならできるだけ大きな3D対応スクリーンで、谷底に落ちる感覚を味わいましょう。

参考記事
『アバター』3D全方式完全制覇レビュー

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