ウーバーが始める出前について
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米配車アプリ大手のウーバーテクノロジーズが、先月末に飲食店の料理宅配サービスである「ウーバーイーツ」を日本国内で始めると発表しました。
世界中に広がっている配車の仕組みと同様に、ウーバーが仲介して配達員として登録している一般の人たちが消費者の自宅や職場に料理を届けるという仕組みです。
配送地域はまだ東京都の一部ですが、注文できる飲食店は150店以上に及んでいるそうで、今後は配達する地域を増やしていく方針です。
早くも配達員として1000人程度の人たちが登録をしたとのことですが、当該サービスはカナダのトロントで昨年末に始まり、すでにロンドンやパリなど7ヶ国33都市に進出しているようです。
参考までに平均34分で出前を完了しているそうです。
まさに自分の手が空いている時間帯にアプリを通じて出前の仕事を普通の人が受託するという、今の時代に合った働き方として注目を集めています。
問題は、普通の配達員をどこまで教育ができて質を上げることが可能なのかが問われる点です。
さらに、料理を運ぶ途中でトラブルが発生した場合の責任の所在など、課題は多いのですがどんな新しいサービスが開発されるときには付き物で、生き残っていくのはうまく解決して時代の要請に乗っていくサービスです。
さらに言及すれば、ウーバーの次の一手としての出前を始めた動きは、運送業界を震撼させつつあるようです。モノを運ぶという分野において貪欲なまでに事業の領域を次々とウーバーが今後広げていくことが容易に予想できるからです。
思わぬところ、例えば別業界の企業や外資が自社の事業分野に突然新規参入してくるのが、いかにも今の時代と言えるのでしょう。
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