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技術で勝って、商売で負けていませんか?

過去最も優れた製品(商品)とは?

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idea.jpg世界の歴史上というと大袈裟になり、電話や飛行機なども対象になりますので、あまりピンときませんが、近代日本になってから、「最も優れた製品(商品)」とは何だと思いますか?

ランキングが発表されたということは聞いていませんので、あくまで筆者が考えた場合の例です。

「携帯電話」
筆者はこうした話題になったときには、必ずと言っていい程、携帯電話をトップ3に挙げます。

テクノロジー的にもそうですが、むしろそれ以上に、人々の財布から毎月必ず、平均7000円ほどの出費をさせるようになった、という点で画期的だったからです。

何か新しい製品を発売して、それを保有するために毎月必ず数千円を、老若男女問わず強いる、という誘導はとてつもなく難しいことなのです。

携帯電話は、これを成し遂げてしまった、それも国民の大半の人たちを対象にして、いやはや恐れ入ります。

この出費は大きく、若者、特に苦学生から小遣いの余裕を奪った、と揶揄されても仕方のないのが携帯電話という訳です。

それ以外に上位に来る製品(商品)は?と問われれば、テレホンカードとインターネットを挙げます。

テレホンカードが世の中に登場したときのインパクトも筆者の中では相当のものでした。それに比べてインターネットの方が世の中に与えた影響は非ではないのですが、社会インフラ的な感じがランクインにふさわしいかどうか迷わせてくれます。

デジタルカメラも負けてはいないと思います。





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