TPPがIT業界に与える影響
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今月上旬に大筋合意をしたTPP(環太平洋パートナーシップ)について、交渉当時は守秘義務の関係で内容が明らかになることはありませんでしたが、合意後においてはようやく次々と我々も知ることができるようになってきました。
全体的に見てTPPが対象とするのは、ほとんどが工業製品や農畜産品などのいわゆる目に見えるモノです。
それでも著作権の保護期間や医薬品の開発データの保護期間など、知財も含まれていますので、貿易物品ばかりが対象ではないことがわかります。
では今回のTPP大筋合意がIT業界に与える影響は何でしょうか?
それはずばり"追い風"になるということです。
なぜなら、どの業界業種においてもビジネスの対象が自然と海外市場に向いていく、目指すことになっていくので、おのずと早い者勝ちの論理が前面に出てきます。
そこで必要になってくるのがICT技術の活用です。理由はライバル社(世界中の)との競争の中で優位性を発揮するために必須な条件がスピード感だからです。
以上のような考え方によって、今後はますますこれまでのようなコスト削減のためのICT利活用だけではなく、攻めの利活用が必要になってくるという訳です。
すでに号砲は鳴らされたのです。
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