マーケッターに求められること

企業のマーケティング担当者であるマーケッターに求められることは、時代とともに変化してくるのかもしれません。

ひと昔前でしたら、広報部等に所属するマーケッターは自社の新製品情報などの広告宣伝のために、紙媒体等への広告の出稿をするなどが主な役割であったのですが、現代もそうなのでしょうか？

答えはノーです。
もちろん、広告宣伝に活用する媒体も紙だけではなくネットへ主流が移行し、紙媒体とはまた違うネットの特徴を知った上で、広告出稿する知識が求められます。

さらにそれだけではなく、企業という組織の中においてのマーケッターに求められる役割も広がってきました。

それは他部門を巻き込むという役割です。すべての部署を俯瞰して、自社のブランド価値を高める、という目的で保有するすべての社内リソースを把握して、効果的に世の中に出していかないといけないのです。

広告の出稿などを通じて自社製品のPRをするだけにとどまらず、お客さまから選ばれるためにありとあらゆる手段を講じて、総合的な評価を高めていかないといけないのです。

最新の広告手法を知ることはもちろんのこと、コミュニケーション力が非常に重要になってきました。

これは過去に例のないくらいの最近の傾向です。

それだけに、マーケッターの社内で占める地位を従来にも増して向上させる必要があり、営業が第一、製造が第一、といった企業内の序列も排除していかないといけないのです。