コーヒーチェーン店、なぜ海外進出を加速しない?
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筆者は以前より不思議に思っていたことがあります。
なぜ、日本のコーヒーチェーン店は海外進出を進めて多店舗展開を加速させないのか?という疑問です。
ドトールなどの大手コーヒーショップのことを言っています。
なぜなら国内市場は飽和状態も近く、これ以上の急速な成長が見込めない中、さらなる企業の成長を求めるなら海外市場に打って出るしか方策はないと考えるからです。
アジア市場で言えば、実際に韓国のコーヒーチェーンである「カフェベネ」などの方が早い動きを見せています。米スターバックスも出店を拡大しています。
欧米や日本と比較すると確かにアジアでの一人当たりコーヒー消費量は、大きく見劣りします。ところが豊かさの広がりとともに嗜好品であるコーヒーに対する需要も伸びてきました。
ここに来てようやく国内のUCCホールディングスが18年までにフィリピンなどでカフェの店舗数を現行の5倍にまで拡大する計画を打ち出しました。
ただそれにしても動きが遅いと感じました。先手必勝で好立地を押さえて店を構えるという動きをもっと早くするべきだと思っているのです。
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