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ビジネスの主戦場はチャットアプリへ

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chat_appli.jpg筆者は、数あるSNSの中でも最もよくできたサービスは、Twitterだと考える派です。

ユーザエクスペリエンスの内容が他とは全く違っていて、なおかつ無駄がなくてシンプルなところがいいのです。

国内だけではなく、世界中で人気のSNSはFacebookを筆頭にしてTwitterが追いかける展開です。

ところが、そろそろこうした時代も終焉を迎えるのかもしれません。
それは利用者の数、ひいてはビジネスの主戦場が、という両方の意味でです。

Facebookの事例でいえば、月間アクティブユーザ数で約13億人(世界)とも言われています。ところが、Twitterを含めて世界のSNS人口は頭打ちになってきました。

これに取って替わろうとしているのが、「チャットアプリ」と呼ばれるサービスです。
日本人に知られた最も有名なのが、言わずも知れたLINEです。約2億人の月間アクティブユーザ数がいます。

チャットアプリの分野で世界で一番のユーザ数を誇るのが、Facebookに買収された米WhatsAppで約8億人です。ライバルが中国のWeChatで同約5億人です。楽天が買収したキプロスのViberも同約3億人と強いです。

チャットアプリがここまで急成長してきた勢いはこの先も持続し、2015年中にも主要SNSのユーザ数を主要チャットアプリのユーザ数が追い抜くという予測も立てられているくらいなのです。

これらの動向がわかると、FacebookがWhatsAppを大型買収した理由や楽天がViberを傘下に収めた理由もわかってきます。

世界へのSNSの浸透も早かったのですが、それ以上の勢いを持って急拡大しているのがチャットアプリである理由もよくわかります。

つまり、いつの時代も最も早く、なかおつ広範な範囲に拡散するサービスに求められるのは、シンプルでわかりやすく便利で楽しい、というコンセプトです。

そういう点では、チャットアプリはこれらすべての要件を満たしていると考えられます。

筆者は今後の同市場の主導権争いに影響を与えるキャスティングボートを握っているのは、実はLINEだと考えています。理由はいち早く事業モデルを築き上げた点だけではなく、ソフトバンクとの統合(噂はありませんがあくまで願望)が実現すれば、世界制覇も不可能ではない、と考えているからです。






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