採用広報とは何なのか
このブログは広報マーケアドベントカレンダー2018の12月11日分です。
さて、採用広報という言葉、皆さんはご存知でしょうか?外資系企業からはほぼ聞かない言葉なのですが、日本のTechベンチャーの方と情報交換をするとみなさん口々に採用広報に力を入れている、または入れたいと言います。ここ3年ほどの傾向です。
現在売り手市場ということもあり、どこの企業も優秀なエンジニアの採用に苦労しています。そこで優秀な社員が入りたくなるような企業イメージを打ち出す活動が「採用広報」と呼ばれており、皆さんそれぞれ行なっています。
多くの企業は、福利厚生、豪華なオフィス、卓球台、社食、ジムやマッサージルームなどのアピールに余念がありません。(豪華なオフィスでは他社と差別化がはかりにくくなって来たかもしれません)また社員によるブログの執筆や公式facebookの更新も頻繁に行なっています。
PR会社として私がアドバイスするのなら、そのせっかくの投稿をみてもらうために、そこにターゲットとなる人を呼び込む(連れてくる)活動を工夫してほしいです。
ある企業ではたった300人しかいいねがないfacebookで、一生懸命自社の良さをアピールし続けていました。とても楽しそうな社員のイベントもアップされています。ただ、せっかくの投稿が届く先があまりに限定されてしまっています。
また、自社の良さを、友達限定のfacebookで紹介している広報担当も多くいます。全く無駄というわけではないのですが、エンジニアに読んでほしいのであれば、別の方法も試しても良さそうです。
なんとなくいつもの友人に伝えるのでなく、
- 読んだ人が広めたくなるような伝え方をする
- 実際に広めてくれる人に伝える
- 実際に広めたい相手に届ける方法を考えて実行する
- 情報を受け取った相手がアクション(ポジションに応募)したくなるような内容を伝える
そんなちょっとした工夫が、変化をもたらすかもしれません。
このオルタナティブブログもそうですし、他にも、自分で情報発信の行える場がたくさんあります。また企業のユニークな活動を紹介するコーナーを持っているメディアも複数あります。動画やmeetupなども効果的ですよね。
経営理念を社長ブログで伝えたり、先進のサービスがメディアで取り上げられることも、もちろん、採用広報に繋がっていきます。自社が来てほしいと人が入りたいと感じるような広報活動を考えたいものです。ある企業では、社長ブログだけで自社の経営理念を理解した優秀な人がどんどん集まってくると言っていました。
余談ですが、弊社はエンジニアではなく、テクノロジー企業の広報を支援するPRコンサルタントを募集中です。ご興味持たれた方はレジュメを info[pr]b-comi.jp までお送りください。[at]は@に変えて送信してください。