メディア向け発表会のメリット、デメリット
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広報マーケアドベントカレンダー2018 の12月8日分です。今日は、メディア向け発表会について書きたいと思います。
メディア向け発表会(記者会見)も、メディアリレーションに役立つ手法です。読んで字のごとく、メディアの方々を一堂に集めて発表をします。この話をすると多くの人に「加藤さん、テレビでやっている、芸能人が出てくるあれでしょう?うちの会社はまだ無名なので、記者を呼んでもきてくれませんよ」と言われますが、それとは違います。私が指しているのは、数名の専門メディアの記者やフリーランスのライターの方に来ていただき、自社の会議室やレンタル会議室で実施する発表会のことです。
まずはメリットからみていきましょう。
記者にとっての最大のメリットは、参加した記者のみが知ることができる、プレスリリースでは入手できない情報が入手でき、他媒体との差別化がはかれる点です。具体的には以下のようなことがあります。
- 記事で使う写真を撮影できる
- 疑問点を直接聞ける
- 社長のコメントが取れる、引用できる
- プレゼンでプレスリリース以上のことが語られる
主催する企業、広報担当にとってのメリットは一度で説明でき、直接記者と会話できる点です
- 同じ説明を一度すれば複数記者に聞いてもらえる
- 自社の施設も見てもらえる(社内で実施した場合)
- 製品サンプルを直接渡せる
- 複数の記者の意見や興味関心を聞くことができ、次回以降の活動に活かせる(プレスリリースと違い、直接話せる)
- 直接話せるので、顔を覚えてもらえる
他方、デメリットは以下です。
記者にとってのデメリット
- 移動する必要がある(忙しい時は外出が難しいことも)
- 期待していた内容と違う場合、時間を割いたのに記事にする価値が感じられず、時間の無駄となる(移動時間含めて2時間超)
主催する企業、広報担当にとってのデメリット
- 準備に時間がかかる(プレゼン作成、FAQ作成、リハーサル・・・)
- 同業の著名大手企業の発表と時間帯が重なることがあり、その場合は参加記者数が少なくなってしまう
メリット、デメリットを事前に検討した上で、状況に合わせて実施するのが良いでしょう。準備には最低でも1ヶ月程度を見ておく必要があり、遅くとも開催日2週間前には案内状を記者に送る必要があります。
今まで弊社では様々なIT企業の記者会見をお手伝いしてきましたが、99%の会社の広報担当の方や社長が「やってよかった」と言われます。もし、迷っている方がいたら、是非取り組んでみてはいかがでしょうか?
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