[広報]日本マーケティング学会のカンファレンスでPRテクノロジーカオスマップを発表しました
丁度1週間前の10月22日、早稲田大学で開催された日本マーケティング学会のカンファレンス2017が開催されました。
マーケティングテクノロジーのカオスマップは様々な方、企業、組織が作成しており、本当に「カオス」状態となっています。
そのような中、敢えてPRに絞り込んでカオスマップを作ったらどうなるのだろうかと考え、2017年4月からマーケティング/PRテクノロジー研究部会と言うリサーチプロジェクトを立ち上げて活動しています。その初めての発表の場がこのカンファレンスでした。
発表の前半はアクセンチュアの加治さん(左から筆者、山中さん、加治さん、平田さん。原さんは別の発表があり退出されたので写真にはいません)から非常に示唆に富むお話を頂きました。
エッセンスだけごく簡単に(かなり乱暴に)書くと、
民主主義と資本主義が分割されたグローバル化の中、国毎の格差も広がって行く中、マーケティングの定義も変化、企業のミッションやビジョンがより重視される傾向に。信頼されないと企業も生き残れない。広報と宣伝のメッセージを合致させる組織が企業内に必要でそのトップがCMO。今だとSDGsが注目されている。ミレアニアルズは企業理念で製品を買う。IoTでどんどんつながり、相互観察社会が進む。企業のデジタル化やAIの台頭も目が離せない。
ということをコトラーの引用や、データに裏打ちされた資料や企業事例を示しつつご説明いただきました。
そして後半にPRテクノロジーカオスマップを発表しました。
カオスマップ作成は困難の連続です。PRの定義も人により異なる中、どこまで入れるか、どう分類するかに頭を悩ませており、現状のものは発表しましたが今後も更にブラッシュアップが必要だと考えています。
なお、作成に当ってはこのブログ等で協力を求め、様々なベンダーの方やユーザーの方からご連絡を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
当日の資料は学会のサイトからダウンロード出来ますのでご興味のある方はご覧下さい。
なおマーケティング/PRテクノロジー研究部会では次の活動としてPRテクノロジーを提供している企業やユーザーとしてPRテクノロジーを活用している企業の方の活用事例を伺う予定でいます。ご興味ある方は是非ご参加下さい。