オルタナティブ・ブログ > きょこ コーリング >

広報・マーケティングを中心に、ソーシャルメディアそしてアプリなど、マーケッターの関心事を綴ります♪

知っておきたい最近のメディアの動き(2016年版メモ)

»

昨年こんなブログを書きました。知っておきたい最近のメディアの動き(メモ)

基本的に自分用のメモなので私の観測範囲そして自分の興味関心に偏っているのですが、今年もここ1年ほどの出来事と感じた事をメモしておきたいと思います。

オウンドメディアの増加、玉石混淆化、ソーシャルメディアが入口に

オウンドメディアがますます増えています。自社の紹介を行うだけでなく、一緒に関わった企業を巻き込んだり、お役立ち情報を入れたり、SNSに多数投稿をして拡散を狙う動きが活発である事が特徴的です。単体で存在するだけではないのです。そういった多数のPVを稼ぐものと、「おい、なんかオウンドメディアって流行ってるらしいじゃないか、うちもやってみよう」と上司に言われて、手探りで始めて、微妙な状態で止まってしまっているもの、完全にメディアのプロにアウトソースし、高いクオリティで垂直立ち上げを狙っているものもあります。格差がますます開いている印象です。ライオンのLideaや、The Bake magazineなども話題となりました。

日経BP社等の購読者を絞り込んだ専門性の高い新雑誌の創刊ラッシュ

日経Robotics日経BigData日経FinTech日経クラウドファーストなど、書店売りではなく、高価格で会員のみに情報を届ける専門メディアがここ1年あまりの間に、相次いで創刊されました。細分化された専門誌と、ずっと続いている日経エレクトロニクスや日経コンピュータといった大きな括りの媒体に分かれる印象です。翔泳社もMarkeZineという会員制の専門誌を創刊しました。どんどん狭く、深くという流れが加速しているようです。

デジタルマーケティング系メディアの日本語版の創刊

DIGIDAYCamgaign Japanなどの海外メディアの日本語版がスタートしました。デジタルマーケティング系はプレイヤーが増えているエリアでもあり(こちらのカオスマップ、すごいです)、ここ数年専門媒体が非常に盛り上がっているエリアです。日経デジタルマーケティング、MarkeZine、アイティメディアマーケティング、ITproマーケティング、Advertimesなどたくさんあります。

編集者は広める人としても重要に。ソーシャルメディア等で拡散力のある編集者の採用

ここ1年で、プレジデントオンライン、DRESSなどに、ネット界でも著名な編集者・編集長が加わり(吉岡さん池田さん)、日々コンテンツの見所を自分の感想とともにを発信しています。数年前に「編集しない編集長、スポークスパーソンとしての編集長」というような発言を当時のハフィントンポストの松浦編集長(現在はスマートニュース)がされていたと思いますが、今Facebook等で積極的に情報発信をされている編集長や編集者(東洋経済、BuzzFeed、ハフィントンポスト等)を見ていると、「ソーシャルメディア活用に長けていて自社メディアに多くのPVをもたらす活動の出来る能力」が今の編集長に求められているのだなあと感じます。この動きがますます加速している印象です。

動画メディアの増加

C channelやAbema TVなど様々な新しい動画メディアが注目されています。ITの世界でも、記者やブロガーの方が動画撮影をしてそれをそのまま記事中に盛り込むケースも増えて来ました(デモなどに有効です)。エンガジェットもかなり動画に力を入れています

以上、ここ1年程で感じたメディアの動きに関するメモでした。

Comment(0)