[広報]記事のなりやすさにはタイミングがあった。記者がネタを欲しているサインを見抜こう
先日、ある方が「え!このネタでもニュースになるの!」と言っていました。
何でも、それほど重要ではないと思われる情報が大きくメディアに取り上げられていたというのです。
よく考えてみると、当たり前の事ではあるのですが、ニュースとなる出来事は毎日同じ数だけ発生するわけではありません。企業のニュースであれば、企業活動と大きく関係がありますよね。プレスリリースの数も日々変わります。
しかしながら記者の側は、紙面を埋めたり、規定の更新本数を満たす為に、記事を書く必要があります。書く側の分量はあまり変わりません。そのために人によってはメールボックスを検索し、過去に受信したプレスリリースを調べたり、Twitterのトレンドを追ったり、こちらを検索したりするのだとか。
そうなると、ネタが多い時期にはスペースの関係で記事にならない内容であっても、ネタの少ない時期には大きく扱われる可能性が高くなるのです。
既に知名度のある企業であれば、その動きに皆が注目しています。ですので、たくさんニュースのある時期であっても記事として取り上げられやすいでしょう。それほど時期にこだわる必要はなさそうです。
他方、まだ知名度の無い会社の場合は、大企業の企業活動が活発な時期には埋もれがちになります。注目している人も少ないので、記事になる確率も下がります。
そんなわけで「あれ?小さなネタだと思うけど、記事になっているな」「まだ無名の小さな会社がメディアに取り上げられているな」は大事なサインです。記者からの「ネタが足りないです」という暗黙のメッセージの可能性もあるわけです。
大規模な展示会の初日に新製品を出しても、どこのメディアにも取り上げられないと嘆いている方がいたら、日付をズラして発表すること、記者に会いに行くことをお勧めしたいです。