[書籍]やせたいならコンビニでおでんを買いなさい(鳴海淳義 著)〜サラダチキンをバズらせた著名会社員ブロガーの初書籍
著者から「やせたいならコンビニでおでんを買いなさい」(日経BP社)を頂戴したので、感想を書いてみたいと思います。
コンビニダイエット(本の内容)と、ブロガーが出版する事という2つに分けて、書きたいと思います。
■コンビニダイエット
ざっくり言うと、ダイエット記録をブログに書き、ダイエットを成功させた鳴海さんが、継続出来るダイエットは身近なコンビニで食事を調達する事だと気づき、そのノウハウを紹介している本です。
「糖質オフダイエット」+「レコーディングダイエット」を「コンビニ(メインはおでん)」+「スマホアプリ」で実現するためのノウハウが中心となっています。
初心者が陥りがちな、焼き肉のタレや和食のタレに糖質が多いこと、お酒はウイスキーや焼酎であれば良い事などが、管理栄養士の監修のもと、記述されています。
「ファスティング」や「運動」、「カロリー計算」などについても説明されていて、基本的なダイエットに関する知識も網羅されているように思います。
■ブロガーが出版する事
この本は、有名なブロガーであるnarumi氏の著書です。多分鳴海さんの初めての書籍ではないかと思います。
この業界の方ならピンと来たかも知れませんが、コンビニの店頭からサラダチキンが消えるという出来事がありました。確か2013年の秋から冬にかけてだったと思います。(これについては広報会議2014年4月号で少し触れました)そのきっかけとなったブログを書いている方です。
鳴海さんのブログはこちらなのですが、以下の特徴があります。
- 文章が読みやすい。さっと読んで分かる(元記者。読み手不在の「感想文」で終わる事が無い)
- 他で流行ったから取り上げるというより、最初にブームを作り出す、他より早い(他のメディアが追随する)
- ネタにヒネリがある(ブルーボトルコーヒーの記事等)
- レストランや食べ物など、万人の関心事が多くネタとして取り上げられている
- 普通の人が気になるポイントが解説されている(アプリの使い方であれば、つまづくポイント等を解説)
- 普通の人が試せる価格帯のものを多く扱っている(日常生活とかけ離れていない)
- 拡散を目的とした炎上系のネタが無い(共感されやすい。読後のもやもや感、不快感がない)
- 有名ブロガーなので、開店前のレストランなど一般人には入れないもののレポートも豊富
以前ネタフルのコグレマサトさんが「好きな事をやっていたら周りから声がかかった」と言っていました。
鳴海さんのブログからも好きで書き続けているという感じが伝わってきます。好きなことをやっている+多くの人に支持されたが今回の出版につながったのではないかと思いました。(あとがきにブロガーの清田いちるさんの助言があったことが言及されています)
ちなみに私はどちらかというとやせ型なので、現在はダイエットはいらないのですが、コンビニおでん、試してみたいと思います。
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